隣のあの子と私の呪い
トランペットが鳴り響く部屋。夕陽が差し込む黄昏時。 いつも隣にいたあの子はもういない。 あの子はクラリネットが得意な明るい子。 私を救い出してくれた大事な子。そんなあの子はこの夏に…“命の灯火を消した” 私はクラスで浮いている。理由は1人だからだって。 私は家でも浮いている。おとなしすぎるからだって。 もうどうでもいい。でも死にたい訳ではない。消えたい。 あの子はクラスの人気者だった。文武両道の正義感が強い子だった。 ーーそんな子と私は仲良くなった。ーー ただ同じ部活で吹いている楽器の相性が良かっただけ。たったそれだけ。 今では何のきっかけで仲良くなったか分からない。 でも、真反対の性格でも居ると心地良かった。自分の欠点も心も補える気がした。 あの子もそう言っていた。私と居ると楽しいって。 私たちは中2になった。変わった事は何もなかった。 ーーなかったはずだったーー ある日明日一緒に出かけようと約束した。初めてのお出かけだった。 …あの子は待ち合わせに来なかった。 その日あの子はこの世から飛んで消えた 後になって気づいたが、学年が上がってから、あの子にいじめが始まったらしい。 原因は私。地味な私とあの子が仲良くしているのが気に食わなかったんだって。 人間って嫌い。嫌いな奴と好きな奴が仲良くしたら好きな奴でも嫌いになるの訳わからない。 それでも一番嫌いなのは自分。 あの子の異変に気づかなかった。私は気づいてくれたのに。 あの子の辛さに気づけなかった。私は気づいてくれたのに。 あの子の消えたい気持ちに気づけなかった。 こんな私が私は嫌い。人を殺してしまう自分が憎い。 だからこそ私は今日も殺さないよう1人静かに生きていく。 忌み子の私と一緒に消えて欲しかったな…エリカ。 ーーーーーーーーーーーー こんにちは!おもちです。 最後のエリカはあの子のことです。“エリカ”っていうのは花言葉にしました! 後は色々調べて書いています。トランペットとクラリネットなどなどです。 初投稿なのでよろしくお願いします!