短編小説みんなの答え:1

旅館の常連さん

「いらーしゃーませえ」 本日18回目のいらっしゃいませ 貴重な日曜日を削って家の旅館の手伝い 真冬で外は白く濁ってる 『今日の昼から雪は強くなる見込みで…』 ニュースがついてたテレビを切った 「…お嬢さんお嬢さん、食堂はどこだっけね」 …やっと本が読めると思ったのに そう思って八つ当たりしようと思ったけど 声の主の顔を見て、そんな感情はなくなってしまった 肌は雪より白くて、髪は艶がある、顔は完璧すぎて、欠点なんかあるの?と聞いてみたいくらい 「…?、お嬢さん?」 「あ!すみません、食堂はこちらの角を右に曲がればすぐですよ」 そう言うと、上品な笑みを浮かべてお礼を言ってくださった 「あら、ありがとうね」 「いえ、食堂のお料理楽しんでお食べ下さい」 「ここの食堂のきつねうどんは美味しくてね、特にこの時期は寒いからね」 「そうなんですね」 「ええ、ぜひ食べてみてほしいわ、常連の私が言うのだから」 「また食べてみます」 「もう、何年くらいかしら、そうね…"58年くらい"食べてるわね」 「…へ?」 頭が追いつかなかった、この人は今、58年って言ったの?とてもそんな年にはみえない、いやそれよりも 58年って…旅館ができてすぐ… 「…あ、貴女って…一体」 「あら、私は…そうね…」 大人な悪い笑みを浮かべてこう言った 『ここの守り神よ』 ―リーン 鈴の音がした 女性はいなくなっていた、まるでここにはいなかったかのように …守り神 「ー!」 私はハッとして旅館の裏の山へ走る (…もしかして…もしかして…!) ついたのは小さなお社、おばあちゃんとお母さんが管理しているお社で、祀っているのは 『お稲荷様』 「お稲荷様はね、ここの守り神様でね…私達や旅館の事を守って下さっているのよ」 不意に母の言葉を思い出した 私はその場に座り込んだ (ほんとに…ほんとに…いたんだ) お社の狐像が微笑した気がした

みんなの答え

辛口の答え

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え?いいじゃん!

キュアフレンディです! なんか面白いね! なんか、心にジーンと来ちゃった! すごいん!


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