短編小説みんなの答え:1

ラブストーリー

「姫奈、お前父さんと母さんいねぇんだろ?兄貴が頑張って働いてるけど、すげぇ貧乏じゃねぇか。だっせぇ。」 「かわいそうだよなー。遊びにも行けねーし。」 「父さんは犯罪者で、母さんは若い男と駆け落ちしたらしいぜ。」 私には兄しかいない。母も父もいない。みんなが言っていることは事実だけれど、現実で言われると辛いな。 みんなはいいな。家族がいて。私は友達もいないし、家族もいない。兄以外は。今日も1人で家に帰る。途中にコンビニがあって、昔食べたキャラメルがあったけれど、我慢した。 「姫奈、いいもの買ってきたぞ!キャラメルだ。特売品でさ、、」兄はボロボロのTシャツでキャラメルを渡してきた。 「姫奈、お前の服だいぶ古くなったし、小さいだろ?買ってきたんだ。気にいるといいけど。」と服の入った紙袋を差し出してきた。私は思ったのだ。お兄ちゃんの方が服がボロボロじゃん。私のことばっかじゃん。我慢してるじゃん。私のなんていいのに。と。 「私はいらないってば!お兄ちゃんが自分の買えばいいのに。」私はついに兄にキレてしまったのです。 「おい、姫奈待てよ。」私は走って、学校の屋上に行った。あそこなら誰もいないし、泣いてもバレないはずだ。 と思ったけど、私をいじめていた悠真も屋上にいた。悠真は私を見ると、近づいてきてお辞儀した。 「今まで悪かった!!俺、親がいないのってこんなに不安ってわからなかったんだ。今なら言える。親がいないって大変なんだな。俺の母ちゃん、今日交通事故で死んじまってさ、父ちゃんも働き詰めで。持病のある姉ちゃんもいるし。まだ3歳の妹も。お前んちもこんな想いしてたんだよな、、」私はこんなにしょぼくれた悠真を初めて見た。涙も流しているようだし、私は怖くなった。 「いいよ。悠真も辛いよね。」と言うと悠真が、 「も、ってことはお前もなんかあってここに来たんだ。その悩み、俺と解消して、幸せになろうぜ。」 「それってどういうこと?」私が言うと悠真が笑った。 「付き合おう。そして結婚しよう。」

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子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

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