思想小説.ワールド全開でお送りします
何を思ったか私はふと窓と網戸を開き,ベランダに体を置いた。 冬の夜風は冷たすぎる。早く引き上げないと体に響きそうだ。 北風に当たりながら,奥にあるアパートのオレンジ色に光るライトを見つめる。 真夜中の高速道路を走ったあの帰り道 庭で流星群を見つめた日 部活帰りに並んで歩いた国道線 雨がひどく打ち付けていた公園 夜風に当たるとこうした瞬間の時々から今の私が作り上げられていることの壮大さを肌で感じることができる。それらの感覚は今の私の心にひどく染みるのだ。 いつから授業を受けなくなったのだろう いつから会話が面倒になったのだろう いつから私は"落ちぶれた"のだろう この夜が明けるのなら朝は来る。 全く深夜好きからしたら寂しいものだ。 今はまだ昼にしか人生を進められない.だけどいつか私にも本当の昼が来ることを願って今日は目を閉じるから,また目が覚めたら笑顔で歩かせてね。 理想の人生を。