短編小説みんなの答え:1

満天の星空の下で。

俺は剱崎海涼。中学2年生。俺はいわゆる「男装女子」というやつだ。もちろん中学の制服も男用。そんな俺を変なものと扱うやつもいる。 おかげで俺はいつも「ボッチ」だ。 だが俺ももうすぐ転校する。こんな生活に終止符を打つのだ。 モブ「剱崎って変だよねー」 モブ「わかるー!女子なのに男子のカッコってまじおかしいw」 こんな光景にも、もう慣れっこだ。 だがある日、俺に声をかけてくるやつがいた。 ?「あ、あのー…剱崎くん?ですよね?私、ユヅキです」 ケンザキ「そうだけど…俺になんか用?」 ユヅキ「あぁ、いやあの、剱崎くん、頭いいみたいだから、ここの問題教えてほしくて…」 どうやらからかいに来たわけじゃなさそうだ。 ケンザキ「_だからここはこうで…」 ユヅキ「なるほど…ありがとうございました!また、話に来てもいいですか…?」 ケンザキ「ん…まぁいいけど」 こんな感じで俺はユヅキと仲良くなった。 モブ「最近剱崎とユヅキって一緒にいない?」 モブ「たしかにーユヅキまでおかしくなったかもねーwww」 ケンザキ「…」                  それから俺は、ユヅキを無視した。何回話しかけられても、無視し続けた。 ユヅキ「剱崎くん!」 ケンザキ「…」タッ とうとう、転校の日になった。その日になっても、ユヅキは俺に話しかけてきた。 ユヅキ「ねぇ…剱崎くんって、、、転校するの?」 ケンザキ「あぁ。すまない」タッ ガシッ ユヅキ「待って!なんで?私のせい?それで無視してたの?」 ケンザキ「違う。離せ」 ユヅキ「じゃあ、なんで…」 ケンザキ「転校は元々決まっていたことだ。無視したことは…お前に迷惑かけたくなかったんだ。俺と関わると、モブたちにいじめられかねない。     だから、だ。」 ユヅキ「そっ、か。また、会えるといいね」 ケンザキ「ああ。じゃあな。」 俺はそっけなくユヅキに手を振った。ユヅキが傷つくのはわかってる。 それでもそうするしかなかった。 ユヅキは、みんなに嫌われている俺もみんなと同じように接してくれた唯一の人だ。 そんなユヅキを、本当は悲しませたくなかった。 ユヅキと、まだまだ一緒にいたかったな… ユヅキside ケンザキ「ああ。じゃあな。」 剱崎くんはそう言って私に手を振って車の方へ走っていった。     お別れ会もしなかったし、剱崎くんはよかったのかな? それにしても、もっとちゃんと別れたかったな… ケンザキ、ユヅキ「「また、会えるといいな」」    嘘みたいに綺麗な満天の星空の下、二人は願った。            もう、二度と会えないとわかっても、二人は今日も夜空の下で、願い続ける。                  

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