短編小説みんなの答え:1

雨の精霊

私は雷雨子(かみなり あめこ)。 名前を見ればわかると思うけれど、雨の精霊だ。 みんな雨を嫌うんだ。 仲良しなのは、野菜の精霊と、虹の精霊、台風の精霊くらい。 虹の精霊は、雨があがったあとに、虹をだす。 それを見て、みんな喜ぶ。 なのに、虹を作らせるために雨をふらせる私は、嫌われもの。 ある日、台風の精霊が、とても強い台風を起こした。 雨をふらせなきゃ────でも、なんか力が出ない。 『雨よ、豪雨となれ……っ!!』 そうとなえた瞬間だった。 ザアアアアアアアーッ 豪雨がふりだし、風はいっそう強くなった。 人間は家の中でガタガタ震え、外にいるものは家へと小走りで向かう。 ──────ポタポタ、ザーッ 雨が弱まってきた。 虹の精霊は、なにやら呪文をとなえ、虹を出した。 空を見上げると、空には、2個の虹が出ていた。 「ねえ雨子」 そう声をかけたのは───── たくさんの精霊たち。 「今までごめん、、これからは、仲良くしよ」 私はいいよと返事をしようとした。けれども、こう答えた。 「嫌よ」 「え?」 「雨をふらせたらあんたたちのだーいすきな虹が出るのに、雨は嫌う。そんな人たちとは関わりたくも顔も見たくないわ。仕返しに豪雨をふらせるわ!」 「えっそんなぁ。」 「虹も出してあげないわ」 虹の精霊が言った。 「「「「「もういやだぁぁっ」」」」」」 私は呪文をとなえ、豪雨をふらせた。 精霊たちは逃げていった。 「「「「「「「こんなことになるなんてーっ、誰か助けてぇ~!!」」」」」」」」 「自業自得よーっ!wwww」 仲良しの精霊たちと、一緒にさけんだ。

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