短編小説みんなの答え:0

ある神社の神様は

私は京子(きょうこ) 今日は旦那の雅人(雅人)と娘の杏(あん)と神社に来ている 近所の神社で、昔からよく来ている神社 ここで昔、雅人とも遊んだ 手を合わせて、お参りをしたら風が吹いた 私と雅人の間を抜けるようにして そうしたら、杏が急に 「あー!わんわーん!」 とはしゃぎ始めた わんわん?犬の事?でも…犬なんてどこにも… 杏がどこかに行こうとするのを雅人が抱っこして止めた、私の戸惑う様子を見て、少し考えたあと、雅人は私にこう言った 「確かここは狼の神様が祀られているはずだ、杏にはきっとそれが視えてるんだ」 「わんわーん、わんわーん!」 杏は相変わらず上機嫌 もう一度風が私と雅人の間を駆け抜ける 「あーん、わんわーん…どこお…」 杏がしょんぼりしている、いなくなったのかな だけど、あの風…なんだか どこかで… 「あららぁ杏ちゃん、どうしたの」 いつの間にか、私のお母さんが居た 「実は…」 今までの事を話した そうすると、お母さんは「あぁ、そうかい」 と懐かしそうに笑った 「昔京子もね、見えてたんだよ狗神様が」 「狗神様?」 「ここに祀られている、風の狼様だよ」 風… 「杏ちゃんくらいの時の京子もここに来たときわんわんがいるって喜んで喜んで、だけど大きくなるにつれて、見えなくなったんだよねえ」 あ…あの風が懐かしく感じたのって… 消えかけていた微かな記憶が揺さぶられる あの日見た…狗神様… 美しい緑と銀の毛並みの 紫の瞳の狼 「きっと、私譲りなんだね、狗神様が見えたのって」 神様は存在する そう確信した、不思議で神秘的な出来事でした

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