短編小説みんなの答え:2

また君が好き

ピピー・・・・ 笛の音が鳴る体育館。 バドミントンを観にきたわけじゃない。私には他の目的があって。 「よーし!休憩入るぞー」 バドミントン顧問の、桜庭先生。 おっとりした顔付きとは真逆に、部活のことになると熱心で、 かっこいい。 そんな桜庭先生に、私は片思いしている。 でも私はもうすぐ中学3年生、もう一年と少しで、こんな風に 桜庭先生を見に体育館へ来ることもなくなる。 1週間後 「いつか、話しかけたいなぁ…」 そんなことを呟く、眠たい数学の六限目だった。 外は雨が降り続いていて、いわゆる一軍と呼ばれる女子達が騒いでいた。 キーンコーンカンコーン・・・ チャイムが鳴って、授業も終わり帰宅時間。 「(あれ?傘持ってきてなかったけ)」 なんと傘を忘れるという凡ミス。 はあ…ちょっと走るかあ。 そう思って下駄箱の前でため息をついていた時。 「お、傘忘れた?」 聞こえてきたのは、私が大好きな声。 「さ…桜庭先生、!?」 「いっつもバド見にきてくれてる…田中さんだよね?傘忘れたの?」 桜庭先生だ 声で気づくなんて、気持ち悪かったかな。 そんなことを思いながらも、鳥肌と緊張が止まらない 「はい、傘忘れちゃって…」 「そこの駅だよね?先生も傘忘れて走ってこうかなと思ってた。笑」 「なんで駅行くんですか?」 「部活だけ出る生徒の迎え。一緒に走ってこっか」 え? なんて聞き返す間も無く先生が走り出すから、反射的に私も外に出た。 やっぱり運動部の顧問だけあって、運動神経は抜群。 こういうところが好きなんだよなあ… 駅到着 「じゃあ、田中さんまたいつでもバド見にきてね」 「はい、!また行きます」 駅で解散。 覚えてもらってたという喜びと、この時間が 終わってしまったという寂しさ。 ……けど、私はこれを機に何かあるわけでもなく、 中学生活を終わらせてしまった。 2年後 (高校一年生) ピピー・・・ なんだか習慣化してしまって、 あの人がいるわけもない体育館に吸い込まれてしまう 「三年休憩とるぞー」 …この声は 無意識に追ってしまった声の先。 「桜庭先生、!」 運命と思ってしまう私は、おかしいのだろうか。 また、君が好き_ _________ こんな恋したいーっていう作者私の願望を詰め込んだお話です笑 みなさんは恋してますか? 私はまあまあ良い(?)恋愛をしております笑

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