ボーイッシュだって甘い恋がしたい
私はボーイッシュな女子高生。 女という意識はなく、かっこよく振る舞っているせいか、女子にしかもてない。 私だって甘い恋がしたいのだ。 ある日、席替えをして、隣の席には一軍男子の佐藤くんが座っていた。 明らか周りの男子とはオーラが違っていた。 ある授業中、佐藤くんから紙切れをもらった。 ー放課後、教室に残れますか?ー その日の放課後、私は教室に残った。 佐藤くんは、私とは目を合わせず、こういった。 ー俺、君のことが好きです。付き合ってください。ー 私の顔は赤くなった。こんなことは初めてだ。 ーなぜ、私が好きなの?ー クラスには美女がたくさんいる、なのになんで私を選んだのだろう? ー特に理由はないけど…ー 佐藤くんが手を伸ばし、私の頭をなでた。 ークールなのに可愛いところかな?ー 私は照れながらも返事はOKにした。 頭をなでて、優しくしてくれた佐藤くんのことを、あのときのことを。 私は忘れられずにいた。