短編小説みんなの答え:2

病室にて、君へのお見舞い。

 俺は、病院にお見舞いにきていた。面会のできる時間は30分しかない。君は、まだ眠っていた。  ふと、君の綺麗で色白な肌が気になる。こんなに、白かっただろうか。インドア派な君の肌は焼けることなく白かったけど、こんなに白い肌だっただろうか。……分からない。  震える手を伸ばして、横たわる君の頬を撫でる。……冷たいな。本当に、生きているのだろうか。と思えてくるほどに、冷たい。君と手を繋いだ時は体温が高いように感じたのに。  そういえば、前にお見舞いに来た時より痩せているような気がする。あまりご飯を食べれていないのだろうか。君に、食欲がなくても食べられるものを作ってあげたい。君のためにできることと言えば、料理しかないから。  …………このまま、永遠に目を覚まさなかったらどうしよう。もう二度と、君と喋ったり、遊んだり、触れ合ったり出来なくなってしまったら。 「……おれを、ひとりにしないで……」  思わず、情けない声で呟いてしまう。涙が、零れそうになる。君の前で、泣きたくなんかないのにな。目の前が霞んで見える。そして、ポトリと1粒の水滴が落ちた。  涙が止まらなくなってしまう前に、袖で涙を拭き取って、立ち上がる。今度は、君が起きている時間に来れるといいな。 「……また、来るから。」  君に一言言って、病室を後にする。今度は花束とかプレゼントも持っていこうか。次のためにお小遣い、ためないと。  そう決心した1週間後。俺に、次が訪れることは無くなった。

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