夕陽に浮かぶ雲
「 雲は綺麗だな、やっぱり。 」 あぁ、どこからか、 貴方の声が聞こえる。 「夕陽の雲、、すっごい綺麗!」 親友、兼、幼馴染の夕花と、私、雲音は、いつもそう言っていた。 きっかけは、6歳の時。それぞれの両親の目を盗んで、二人で家出した日の出来事。 好奇心だけで飛び出してきたから、帰り道がわからなくなって、二人で泣いていた時に。 空を見上げると、やわらかいオレンジ色の夕日に、綿飴のような雲が浮かんでいた。 綺麗なその景色に涙も止まり、太陽の方角へ導かれるように歩き出したんだ。 無事に家まで帰ることができた。まぁ、もちろんたくさん怒られたけど。 綺麗だったあの空のことはずっと、忘れなかった。 あれから10年。私たちは高校生になった。 ここは学校。 夕方の校舎の窓から、夕日に浮かぶ雲が見える。 夕花と私は、一緒に居た。 あの頃と同じように、手を繋いで。 だけど、あの頃と違うことといえば一つ、、 燃え盛る火の中にいること。 学校で火災が発生して、私たちは逃げ遅れた。 もう、助からないかもしれない。 煙を吸ってしまって、意識が遠のいていく。 夕花。貴方の声がどこからか聞こえる。 「 雲は綺麗だな、やっぱり。 」 あぁ、やっぱり夕花だ。最期まで、変わらない。 でもね、違うよ、夕花。 夕陽「と」雲だから、綺麗なの。 それだけは、大好きな貴方に、最後に伝えさせてほしい。 私は、掠れそうな声で言った。 「 夕陽の中にあるからだよ。雲が綺麗に見えたのは。 」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はい、めっっっっちゃ久しぶりに書きました。 なんか適当に書き進めたら死ネタになったんだが、、まじかよ、、、 ちなみに夕花(ゆうか)雲音(うのん)です! 姫女子だからかな、、百合っぽくなっちゃったけど、百合じゃないです! 将来は小説家目指してるんでアドバイスお願いです! じゃーまた!