正常性バイアス
私は今日、友達と遊ぶ予定があるから朝からいろいろ準備した。今日の朝のニュースはなんだか騒がしい気がする。とりあえず、集合場所の駅に着いた。私の友達の紗耶ちゃんが、「遅いよー!早く行かないと売り切れちゃう!」と言った。 私が「大丈夫だってー、そんなにたくさん買う人いないでしょー」と言うと、彼女は少し落ち着いた。 そこから、目的のお店まで歩いていた。 「知ってた?2組の田中さん彼氏できたんだってー」と彼女が言った。私が「えー、みんな彼氏いていいなー」と言うと「わたしたち絶対できないよねーw」とふざけた感じで言った。するといきなり「あ!ていうかさ!知ってる?人間って、地震とか津波が来たら、怖すぎて動けなくなるんだって!」と言ってきた。私は「はぁ?なる訳ないじゃん。地震起きたら、すぐ避難するし。」と言うと、 彼女が「本当だから!逆に危機感とかなくなるんだって、そういうの『正常性バイアス』って言うんだよ」とすごい必死に説明してくるので、「はいはい、てかこの街ほんとゴミとか多いよねー。なんか中途半端に壊れてる建物多いし。」と適当に返事しつつ、話を変えた。こうすると大体、さやちゃんは気付かない。さやちゃんは、「わかるー、全部ちゃんと壊せばいいのに、なんで壊さないんだろ」と言った。 「早くにげろー!!津波がくるぞー!」 誰かがとてつもなく大きな声で叫んだ。 目の前から、巨大な水によって流されてくる家や車。やっと気付いた。 私達は、正常性バイアスにかかっていたことを。 朝のニュースは、ちゃんと教えてくれていたのに。 ----おわり---- 初投稿です!読んでくれたら嬉しいです あと主人公の名前はれいさです