また会う日まで
ああ、君は引っ越してしまったんだね・・・ 君を愛した4年間。 私は本当に幸せだった。 一緒にゲームをした日もあったね。 勉強をした日もあった。 君との全ての時間が幸せだった。 ありがとう。 私は、君とまた会えるように願うでしょう。 そして、そのまた会う日まで、私はきっと君のことを思い続けるでしょう。 君も、元気で待っていてね。
みんなの答え
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偽物の王子様
私は、加賀みやび。15歳。 私には、好きな人がいる。 その人の名前は、鈴木そうま様。 そうま様は生徒会長で、勉強もできるし、運動もできる。 その上、とってもカッコいい人なの! そうま「誰か、これを職員室まで運んでくれない?生徒会で忙しくてさ。」 女子たち「「「はい!私がやります!」」」 そうまくんは、女子たちにも大人気だ。 そうま「うーん…みやびさん、お願いしてもいい?」 みやび「は、はい!」 (キャー!「みやびさん」って呼ばれた! そうま様に名前を呼ばれるなんて!) 荷物を職員室に運び終わって、教室に戻る。 先生「今から、文化祭の劇の配役を決めるぞ。まずは王子様役からだ。」 女子A「はい!鈴木さんがいいと思います!」 先生「そうか。じゃあ、お姫様役は誰がいい?」 女子たち「「「はい!私がやりたいです!」」」 お姫様役は、王子様役のそうま様と手をつなげる…私もやりたい! みやび「私もやりたいです!」 女子A「みやびのくせに、ちょっと可愛いからって調子に乗って…」 女子B「ほんとそれ。本気で恋してるこっちの気持ちも知らないでさ。」 (私だって本気で恋してるのに!) 女子A「先生、お姫様役は王子様に決めてもらうのがいいと思います!」 先生「そうだな。じゃあ、鈴木、誰がいい?」 そうま「僕は、みやびさんがいいと思います。」 (えっ…やった!そうま様と手をつなげる!) 先生「そうだな。美男美女でお似合いだぞ。」 そうま「やめてくださいよー、恥ずかしいですって!」 今日は文化祭当日。 劇が無事に終わった。 もっと手をつないでいたかったな… そうま「みやびさん、ちょっといい?」 みやび「は、はい!」 (わわわ、そうま様が話しかけてくれた!) そうま「屋上に来てくれる?」 みやび「う、うん。」 (えっ…文化祭の後に屋上って、まさか…!) 屋上に着くと、そうま様はもう来ていた。 そうま「僕、ずっと前から、みやびさんのことが…」 (ごっくん) そうま「嫌いでした!」 みやび「えっ…なんで?」 そうま「ははっ!その驚いた顔が見たかったんだよ!」 みやび「…え?」 そうま「僕、女の子を泣かせるのが好きなんだよ!」 みやび「…は?」 (そうまって、こんな人だったんだ…最低。) 女子A「そうま様って、こんな人だったんだね。」 女子B「完全に冷めたわ。」 そうま「え!?なんでここにいるの!?」 女子B「みやびが屋上に呼び出されたから、告白されると思って、ついてきたの。」 女子A「あんたのこと、全部録画してたから。」 女子C「学校中に見せちゃおうかな?」 そうま「や、やめてくれ!僕は女の子をおとしめて泣かせるのが趣味なんだ。それがバレたらモテなくなる!」 みやび「貸して。それ、今すぐ拡散するわ。」 女子A「どうぞどうぞ!」 そうま「そんなぁー!」
この星空を君に見せてあげられたら
【この小説は、もし愛知県で南海トラフが起こったら…ということを仮定して書きました。実際にこうなるかはわかりません。ご了承ください】 「ほら、一樹早く帰るよー!」 春陽が自転車にまたがったまま僕に手を振る。 僕は急いでペダルを踏む。 「もー、一樹はのんびり屋さんだなあ」 そういって頬を膨らませた後、彼女はプッと吹き出す。 僕たちは自転車をこぎだした。 僕と春陽は一年前ー…中1の夏、付き合い始めた。 あまり口数の少ない僕に対して、よくしゃべる春陽。 共通点の少ない僕らだけど、何故か惹かれあっていた。 こんなに異性を愛したのは初めてだった。 春陽の全てが愛しかった。 毎日海沿いの道を二人で並んで走った。 その日は、いつも通り蝉の鳴く、よく晴れた夏の日だった。 僕は家で英語の問題を解いていた。 春陽はその瞬間、何をしていたのだろう。 ガタン! 突然激しい揺れに襲われた。 僕は椅子からずり落ち、とっさに机の下に隠れた。 本棚が倒れ、教科書が雪崩のように落ちる。 蛍光灯が落ち、飛んできた家具で窓が割れた。 どれだけ時間が経ったのだろう。 僕は割れたガラスに気を付けながら家を飛び出した。 外は破滅的という言葉がぴったりの有様だった。 ブロック塀が崩れ、折れた標識。 あたりは避難をする人で溢れていた。 「一樹君!」 近所のお姉さんだった。 僕はその人に連れられて避難所へ走った。 その途中、僕は見た。 遠くで、真っ黒で大きな波がうずいているのを…。 必死で必死で走った。 僕は避難所で命を守り切った。 家族にも再開した。 でも、春陽の姿はみあたらなかった。 他の避難所に行ったのだろうか…。 僕は電気のつかない真っ暗な避難所で眠りについた。 ふと、目が醒めた。 窓から見える空はまだ真っ暗だった。 僕は静かに、外へ出た。 「わあ…。」 僕は夜空に広がる満天の星に目を見張った。 こんな綺麗な星空は初めて見た。 街の光が消えた今、この数えきれないくらいの星が僕を照らしてくれた。 この星を、春陽もどこかで眺めているのだろうか。 そんなことを考えながら僕は空を見上げていた。 この日の出来事を『南海トラフ巨大地震』ということ。 そして、春陽がこの日に星になってしまったこと。 これらの事を僕が知ったのは、それからしばらくした頃だった。