短編小説みんなの答え:4

じゃーんけーんぽーん!

ー給食のプリン争い、兄弟でのゲームの取り合い、こんなとき何気なく使っているじゃんけん。もし本当に”勝ち負け”があるとしたら...。ー 俺も名前は裕太。今日は親友の燈奈(ひな)と遊びに来ている。燈奈は名前だけ見られると女と間違えられるけどこいつは男。 「裕太ー!おっはよー!」 「はよ 燈奈」 「えっ冷たくない?俺ら親友なのに」 いつもこういう会話をしている。今日遊びに行く場所はゲーセン。燈奈が好きなアニメがコラボしているから、それのユーフォーキャッチャーがやりたいと言うからついてきたって訳。 「おっあれじゃね!?うわー...でもやってる人いるなぁー...」 「大人しく待てよ」 「どっどどどーすんの!転売ヤーとかで、全部持ってったら!」 「...じゃあ、譲ってくださいって言ってみるか?」 「それしかないだろぉう!」 そんだけ燈奈は景品がほしいんだなぁ...でも見た感じ簡単に譲ってくれそうな人たちじゃなさそう...。勝負しかけられるかも。そうなったらめんどいから退くことを燈奈に促そう。 「すみませーん!俺も、そのユーフォーキャッチャーやりたいんですけど、いいですか?」 「...」 まぁ簡単に譲らねぇよな。 「燈奈...一旦退いたら...」 「じゃあ、じゃんけんで勝った方がユーフォーキャッチャーをやるってことでどーだ!」 えぇー!?まさか自分から勝負しかける!? 「ふぅん 分かったよ やってやる じゃあ行くぜぇ」 「「さいしょはぐーじゃーんけーんぽーん!!」 燈奈はグー。相手はパー。燈奈の負けだ。その瞬間燈奈の立っている部分だけ地面にぽっかり穴があき、燈奈は奈落の底へ落ちてしまった。 「う...うああぁ!!!」 「燈...燈奈ぁ!」 相手は余程ビックリしたのかその場から逃げてしまった。それから5年10年15年経っても燈奈は戻ってくることがなかった。 じゃんけんに負ける。それはこの世から”消されること”だった。俺はあの日からじゃんけんに恐怖を覚えた。 ー”じゃんけん”それは恐ろしいゲームなのかもしれないですね。皆さんも日常的なゲームには気を付けてくださいね。何が起こるかわかりませんからー...。ー

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