君がいなきゃ何もできない
1年前 「ゆりっ、大丈夫?なんでみんなゆりをいじめるのっ」 「玲香、いいから、、」 「ゆりは我慢しなくていいっ」 「私を庇ったら次は玲香がいじめられるかも、、」 「いいよそんなのっ」 私が優璃によっていくといじめてた皆が退散する。これがいつものこと。 「優璃、またあいつらに虐められたら言ってね!今クラス違うし」 「ごめん、玲香、、庇っても何も言われてない、?」 「私は大丈夫だよ、幼なじみなんだから頼って」 「ほんとにっ、ありがとう」 そう言いながら優璃は泣いていた。 優璃は次の日もその次の日もずっといじめられていた。その度に私が守る、という日々の連続。 そんな中、事件は起こった。 夏休みが明ける2日前、私のスマホに電話がかかってきた。 「優璃の番号だ。なんだろ」 そう思って出てみると、 『玲香ちゃん』 おばさんだ。なんだろ。 「はい!どーしましたか?」 『優璃が、さっき亡くなりました』 頭が真っ白になった。 「えっ、うそ、でしょ?」 『二丁目の踏切に飛び込んで、、』 このいじめの主犯は私だったんだ。 裏で操っていた。 優璃が他の子と仲良くするから、自分だけを見ててほしいというわがままで。 考えていた通り、優璃がいじめられると次の標的になりたくない皆は何も言わなかった。そんなの、友達じゃない。 だから、私に依存させられた。 でも、優璃が死んだら意味無いんだよ。 悪いのは私だ。 1年間、自分を責め続けた。 学校では、いのちの授業が行われた。 優璃のお母さんは少しずつ元気を取り戻していった。 でも、罪悪感は消えない。 現在 優璃が死んだ踏切の前にいる。 ちょうど、1年前の今日、優璃が死んだ。 優璃に会いたくて 踏切へと飛び出した。 踏切が音をたててバーが下がっていく。 60度位下がった時、電車がこちらへ向かってくる音がした。 完全に閉じきった3秒後、電車が私を押し倒す。 その2秒後、電車が急停止する。 私はそうして死んだ。 でも、優璃には会えない。 優璃は最後までずっと頑張っていた。 でも、私はそんな優璃を殺した。 優璃がいない場所。 地獄行きだ。 『玲香へ 最期まで一緒に居てくれてありが と。 私の味方は玲香だけだったよ。 玲香がいなきゃ何もできなかったね。 大好きだよ。またね。』 優璃がいなきゃ何もできないのは私だよ。