相手の気持ちを考えて。
これが普通だと、思っていた…。 でも、違った。 ここは、『嘘』の世界だった。 私は16番。 ここで生まれた。 母と会った事もない。 はぁ、、、。 暇だなぁ~。 コンコンコンー。 『16番!入るよー!』 あ、あの人だ。 あの人、というのは牛のこと。 私は牛に育てられたからー。 牛は注射機を持っている。 注射機の針を私の腹に突き付けた。 そしてー。 『ザクッ』 「キャァー!」 うそ、注射でしょ? 腹から血が出ている。 いたい。 痛いよ、、、。 3ヶ月後。 女の子が生まれた。 でもー。 「私の子供を返して!」 『これもお前の仕事だ。』 「嫌だ!返して!」 ガチャンー。 子供を連れ去られた。 『ミルク出せ!』 え? もしかして、 授乳期のミルクを出せってこと? 『入るぞ!』 腹に機械が入る。 「キャァー!やめッやめてっ!」 機械のホースが体にはりめぐされる。 グォーングォーン、、、。 大きな音がして、 機械が私の体から抜かれた。 優しかった牛達は、もう、いないんだー。 『16番はもう、妊娠しないし。』 『ミルクも出さなかったぜ。』 『処分かー。』 そっか、私は死ぬんだね。 牛達に連行される。 あれ、、、? あの6才くらいの子供、私が産んだー。 死ぬ前に会えて良かった。 ばいばい、私の子供、、、。 あとがき この物語は、 人間はどれくらいの 命を自分たちのために 奪っているか、 知ってほしくて、作りました。 生き物の気持ちを考えてくださいね!