生きていたい
いつもいじめの標的で、みんなから無視されて先生すら何もしてくれなくて、親に言ったら「あんたが悪い。」だって。 私は何もしていない。クラスの人達が一方的にいじめてる。私は何もしていないの…。 ー転校生ー 転校生が来た。流星くんだって。なかなかイケメンだ。サラサラの黒い髪に、パッチリ二重の茶色い目。この人も私をいじめるんだ。そう思った。 ー死にたいー 今日もいじめられる。主犯は生田清華。清さのかけらもない、汚れた人間。清華は流星くんが気に入ってるようで、流星くんがいる間はイメージを落とさないように私をいじめない。幸い、流星くんにいじめられる可能性は少なくなった。 でも、放課後はいじめられる。見ていないところで。 死にたい。嫌だ。放課後に教室でいじめられる。誰もいない教室で。痛い、苦しい…。 ー180度ー 「ガラッ」教室に誰か入ってきた。流星くんだ。 清華達はいじめるのをやめない。誰かが入ってきたのはわかっているが、流星くんだとはわかっていなかった。クラスみんなもいじめの加害者だから。 でも流星くんは違う。「清華達、何してるの?」 「え!!流星くんいたのっ!?いやー、そのっ…」 私は安心したのか、泣いてしまった。そして言った。 「清華達にいじめられてる、みんな助けてくれない…。助けて…」 「ちょっと!!あんた何言ってんのよっ!」 清華が私を殴ろうとしたその時、その手を流星くんがパシッと受け止めた。 「清華、最低だね。」 それだけ言って流星くんは私を連れて教室を出た。 ー生きたいー 多目的室前あたりまできたところで私は言った。 「流星くん、ありがとう…。本当に助けてくれるなんて…」 「いいよ。俺、なんとなくわかってた。清華達が君をターゲットにしてること。ねえ、名前は?」 「私は、天宮美梨です。」 「俺、美梨ちゃんのこといつでも守るから。」 「あ、ありがとう」 私は生きる目標を見つけた。私は君に好きになってもらう。君のために生きたい。