死神王として…
俺は死神の王。死んだ者を 地獄か天国か死神の仕事かを選ぶんだ。 また、新たな死者が来た。 コイツは、前世で虐められてるなぁ。 「お前はこれから死神になる」 「死神?」 そう言って俺はそいつに呪いをかける。 俺が呪いをかけた瞬間そいつは消える。 仕事場に転送されたんだ。 「頑張れ」 少し昔の話をしよう。俺も死んでここで 死神にされた。人を殺すのは辛かった。 俺が殺すのを迷ったとき、 死神の先輩、一平(いっぺい)先輩に 「お前が殺さなくても他の死神が殺す。コイツの運命は変えられない。」 そう言われた。なら、やるしかない。 俺は何人殺したのだろう? もう疲れた。俺はカマを見る。そのとき 先輩に言われたことを思いだした。 「いいか。輝瑠(てる)絶対に自分を傷つけるな。ましてや、自殺なんて絶対にダメだ。俺を1人にするな。わかったな?」 「はい。」 あれは、死神を始めた日に 言われたことだった。でもある日、俺のもとには、死神が来た。それも上位の… 「報告がある。」 そう言って手紙を差し出した。 そこには、こう書いてあった。 一平は、任務を制限時間内に行わなかった。 よって、死刑とする。と、 俺は言葉を失ったあの先輩が制限時間を守らなかった?んなわけ… 俺が頭を抱えていると、 「輝瑠。一平は妹を殺せと命じられた。なのに、殺さなかった。」 「そんなんで…」 抗議してやる。そんなんで、死刑とは… 「王に会わせろ…」 「そんな、面倒いことするかよ」 「頼む…」 「そんなことで、王を呼び出すわけにはいかな…」 「ズベコベ言わずにやれ!」 「まあ、いいだろう。上から目線が気に入らないが、威勢は良い。久しぶりに面白い物が見られそうだな。」 俺は不思議な光に包まれる。 「着いたぞ…じゃーな。俺はここで待つ」 俺は扉を開く… 「おい!身内を殺させるなんて卑怯だぞ。そんなんで、死刑なんて…」 「当然だ…死神の仕事は与えてやってるんだ。それを忘れるな。人手は飽きるほどあるんだから。」 「そんなの…」 「でも、1つだけ死刑を免れる方法がある。」 「なんだ?」 「俺と一緒に来るんだ。」 「何をするんだ?」 「教えるつもりはない。」 「わかった。行く。だから、先輩は…」 「心配するな。」 そうして、俺は王と行動をともにした。 内容は死神の仕事の難易度が上がった、訓練的なもんだ。病気の小さい子を殺す任務や、未来が有望なスポーツ選手を殺す任務だった。そんなこんなで俺は王と仲良くなった。なぜか?それは王も もとは俺たちと同じ立場だったからだ。 今日は王に大事な話があると 呼び出された。なんの、話しだろうな? 「ついたか。」 「何のようだ?」 「俺はお前に王の座を譲りたいと思っている。」 「は?王の座を?」 「ああ。本当はこんな死神の王なんてやりたくないだろうが、死神の王は誰かがやらなくてはいけない。お前なら、大丈夫だ。王になればその人を死神の仕事につかせるか、天国に行かせるか、地獄に行かせるかを決められる。お前の力で罰せ!裁け!この世を美しくしろ!俺はもう長くない。」 そう言いながら、王は消えていく。 「待てよ!そんないきなり!王!」 「輝瑠。お前なら絶対に大丈夫だ。」 輝瑠?初めて呼んでくれた。王はいつも、俺のことを死神と呼んでたのに… 「名前!教えろ!」 「流星。一平の兄だ。」 「じゃあ、なんで?弟を!」 「王は情けをかけてはいけない。かければ地獄の管理者に殺される。大事な人とともに。こんな役目を押しつけてすまない。でも、もう耐えられない。頼んだぞ。輝瑠。」