最後の約束
やっほー、飛鳥。 約束、守ってくれた? 守ってくれてたら、今、僕はこの世にいないはずです。 どう、僕がいない世の中。 きっと、飛鳥のことだから、 友達とか、家族の前とかでは笑顔でいて、 自分の部屋で、延々と泣いていて、夜も眠れてなかったりするんじゃないかな。 知らないけどね。 これは、僕の余命が1日になった日に書いています。 頑張って手動かしてるけど、正直言ってかなりしんどい。 こんな弱音吐けるのも、もう12時間かな? わかんないけどね。 だけど、あともう少し、つきあってくれる? …ねぇ。 何で僕に限って、こんなに早くこの世にいられなくなるんだよ。 もっと、悠斗たちと、いっぱいふざけたかったのに。 もっと、姉ちゃんにも勉強教えてもらいたかったのに。 そして何より、もっともっと、飛鳥といっぱい遊びたかったのに。 遊園地とか行って、ジェットコースターでワーワー叫びたかったのに。 動物園とかいって、飛鳥の大好きな熊とか見て楽しみたかったのに。 なんで、僕だけできなかったのかな。 こんな時にいっても、全く意味ないのはわかってるよ。 でも、ちょっとグチったっていいでしょ? うん、少しふんぎりついた。 じゃあ、せっかくだし、飛鳥にもう少し話そうかな。 来年は、高校受験だっけ? 志望校、どこだっけ。 忘れちゃった。 でも、行きたいとこ、いけるといいね。 天国からでも、応援してるよ。 だから飛鳥も、僕が天国にいけるよう、願ってて? 間違っても地獄にいかないように、頑張るからさ。 それと、最後に。 これ読んでいるときには、僕はこの世にはいないかもだけど、 飛鳥は、絶対絶対、僕の存在を忘れないでね? そしたら、いつかまた飛鳥のところに遊びに行くから。 これが最後の、「約束」ね。