幼馴染
「あずはちゃん!おたんじょうびおめでとう!!!」 こう祝ってくれたのは幼馴染のみなちゃんだ。 「ありがとー!」 5歳の私はなんのためらいもなく話す 私はどこからやり直せたのだろうか 「アズ!今日セタバ行かね?てか同クラの悠太いるやん?あいつ1000円カットやめて1500円カットにしてんてあいつおしゃれにようやく目覚めたかあと2組の山中さんーーー」 弾丸のごとくひたすら喋るこいつはギャル友のゆりなだ。授業も終わったとこだし一緒に校舎を出る。 「でさーごま油が爆発してさー、ちょ聞いてるか?」 この弾丸野郎、勘鋭いな。私は適当に返事をしつつ通りがかった公園に目を軽く流す。 「!?」 公園の隅には幼馴染、まぁほぼ話さないし他人か、と、知らない女子7人いた。私は話しかけることができなかった。なぜか? いじめられていたから。 道徳の教科書だったらここで止めようとするんだろうな。でも私は平手打ちされかけてるあの子から目線を外し耳もゆりなの話に傾ける。 ずっとずっとモヤモヤしたまま帰る体が鉛のように重たい。歩くと言うより引きずるに近い。 私は寝る前メッセージアプリを開いて下にずっとスクロールさせてあの子の名前を探す。、、あった。 みな。ごめんね。 私は文字を見つめながら一個一個消してゆく。明日、SNSじゃなくてちゃんと話しかけよう