『俺と悠ーあの日俺は池に落とされたー』(ホラー、感動派向け)
どうも!REMです!今回はホラーです(多分だけど) ホラー苦手な人は気をつけてな! 「ねぇねぇ、いっしょにあしょぼ、おにーたん!」俺の妹、悠。最近4歳になったばかりだ。 「はいはい。いいよ、何して遊ぶ?」そして俺、玲空。中学1。 「こうえんであしょぶの!すべりだいとぉ、ぶらんこのるの!」 「いいよ。じゃあ一緒に行こうか!」 「わーい!」 「んー…雨降りそうだし、降ってきたら早く帰ろうね?」 「はーい」 久しぶりに来たな、この公園。この公園には池があって、大きな遊具の広場とは別に、大人の雰囲気漂う場所がある。 「おにーたん、いけにおしゃかなしゃんいるかな?」 「いやー居ないんじゃないかな?っていうか、あそこ事故もあって危ないしいかないほうがいいよ。」 「えー?」(ダダダッ) 「あ、行かない方が良いんだってば!」(ダダダッ)必死に追いかける。危ない。死んだら嫌だ… 「ゆうー?」 (いない…池はここなのに…雨も降り出してきたし…) 池の中を覗く。雨によっていくつもの波紋が作られる。 (綺麗なのに事故が起きたんだな…) 「おにーたん、あーしょーぼ」 「あ、悠!」 「おにーたんと、いけで、あそぶの…」(ドンッ) 「なっ!?」 (ドボーン) 「(ゴポポポポポ…)ぐるじ…」 助けてっ…… 「(ゴポポポポポ…)」 だめ…だ…息が…持たな…い… 「ハッ! ここは…」 病院…? 「レオ!大丈夫?」 「母さん…?」 「良かったな。」 「父さん…」 「母さん…」 そうだ、悠は。 「母さん、悠は?無事なの?」 「だれ、それ?」 「家はレオが一人っ子だろ?」 「え…いやいや、3月19日。その日は悠の誕生日だよ?お祝いしたよね?誕生日プレゼント3人で選んでさ!」 「いないだろ…?」 「いや、いるって!」 俺はずっと言葉を連ねる。 「今までいたんだって…分かってよ…」 「レオ。」 「俺は妹が居るんだよ…4歳の…俺は妹に池に落とされて…」 もういい。わかってくれないんだ。 「…お前が記憶失って、4年だぞ?池に落ちたときは妹なんていない。」 「父さん…4年って…」 「そうよ。あなたは9歳のときに池に落ちたのよ。それから記憶喪失で…」 じゃあ俺は四年間夢を見てた…? ずっと?あんなにリアルなことあるの…? 「…そうだわ、、、一番最初に亡くなったのは、確か悠ちゃんって言ったはずよ。1999年に、4歳でなくなったって…」 「…」 てことは俺は、呪われてたのか…?いや… あれから、悠の遺族のとこに行き、写真を見せてもらった。 まんまだった。 俺は遺族に事の経緯を伝えると、遺族は涙し、「あの子の言葉を聞かせてくれ」、と言った。 俺は一言一句(俺を池に落としたこと以外)漏らさず伝えた。 数日後。今日は悠の命日だそうだ。そして…誕生日だ。 「ゆう…違うな、悠先輩、今までありがとうございました。 俺はなんか、なんだかんだ言って、先輩が守ってくれていた気がします。 そのお陰で、俺は4年間も意識不明のまま生きられたんだと思います。 夢で落とされたときはびっくりしたけど。 俺を守ってくれて、ありがとうございました。」 先輩が好きだったという、リンゴジュースと、今流行りのゲームをお供えした。 「おにーたん…玲空、ありがとう。」 そんな声が聞こえた気がした。 「お誕生日おめでとう。」 その言葉を口にして、俺は去った。 俺自身は夢の中で学校にも通っていたし、特に生活について問題はなかった。 夢の中でも学校に行かせてくれた先輩が、(目覚める前は俺をOそうとした悪魔だと思っていたけど、)今なら、俺を永遠の眠りにつく前に目覚めさせてくれた、心優しい天使に思えてきた。 「ありがとうございました。」 池に背を向けて、10歩歩いたところでまたポロッと声に出した。 俺は、その時どんな顔だっただろう。カッコ悪かったかな。 多分だけど、今はもう居ない俺の妹、俺の命の恩人に向けた思いが溢れて、 涙がポロポロ、こぼれ落ちていたんじゃないかな。 END