お呪い
生きたくない。 だから死にたくなくても逝くしかない。 そんな考え方が変わる時は一生訪れないだろう。 私は、物心ついた時からいい思い出がひとつも無い。 あえて言うなら取り柄がないが理由だろう。 周りの大人は口を開けば批判の言葉しか言ってこない屑ども。 いつもお前とか、あいつとかばっかりだから名前も知らない。 だから私は、毎日を妬んでいた。 何もできない自分を恨んでいた。 こんな状況におかれ、早数年。 ある日全部どうでもよくなった。 人間としての機能が完全に狂ったのか、私は生きたくないなら死にたくなくても死ぬしかない と考えるようになった。 本当に全部どうでもよくて、今日死のうと思った。 よく分からないビルの屋上。 清々しい程冷たい雨が頬を伝う。 嗚呼、私死ぬんだ。 悲しくなるはずなのに、 心はとても弾んでいる。 私死ぬのが嬉しいのか。 悲しい事実を知り、死んでゆく。 手すりから身を乗り出し__ 「待って!」 顔も今は覚えていない。 けれど、確かに暖かい人。 私はその人に全て話した。 するとその人は 「そっか。じゃあお呪い教えてあげるよ」 と言った。ついで、 「いい?辛くなったら って言うんだよ」 といった。 結局感じ方は変わらなかったもののあの人には確かに救われた。 現に私は生きている。 それが一番の証拠だ。 私の中の微かな希望は 「いつか笑えますように」 そう願っている。 「 」 私はお呪いを唱え、呟く。 「」と ~end 初投稿なので、感想や、アドバイスなどあるととても嬉しいです! 最後の「」や、空白の部分は自分でことばを入れてみてください!