よるのほしとせかいのおわり
「あと24時間で地球は滅亡します。」 そんなことは関係ないと言うふうに彼女はフルートを吹いていた。 昔、二人で作曲した曲を。 「なつかしいな。」 「なつかしいね。」 「あとちょっとで地球、消えるらしいよ。」 「そうだね。」 そして、またフルートを吹き始める。 人気のない公園、もし、ここが大きなホールだったら彼女は_____ありすは大勢の人の歓声を浴びていただろう。 有名歌い手の相棒、そして幼馴染が俺の立ち位置だ。 ……最後までキモチ伝えられなかったな。 相棒として足を引っ張るわけにはいかない。恋愛ごとによって燃える人も少なくはないのだ。 空を見上げると、隕石と思われる光が降ってきていた。 ありすがふっとフルートを吹くのをやめた。 「そら、きれい。」 「だな。」 この綺麗な星達に潰されるのだ。俺たちは。 「昔、俺と結婚するって言ってたよな。」 無表情な彼女が珍しく顔を真っ赤にして狼狽える。 「昔のことださないでよ……バカ。」 普段はクールービューティな彼女も、よくよく見ればコロコロと表情を変える。 それがわかるのは俺と今は亡き親くらいだろう。 タイムリミットが間近に迫る。 「なあ。俺、アリスのこと好きだよ。」 フルートの音が明らかに変わった。 顔も真っ赤に染まる。 「な、何を今更。」 「死ぬんなら言っておこうと思って。」 返事は?と催促すると ー私も好きだよ。 と、答えてくれた。 星が、手を伸ばせばすぐに届きそうな位置に迫ってくる。 俺は、チュッと彼女の額にキスをする。 「ありす」 彼女の名前を呼ぶ。 俺はふっと今日を思い出した。 最後まで読んでくださってありがとうございます! 実はこれ、ループしてるんです! 最初と最後がつながってます! よければ、感想のコメント、アドバイス、お待ちしてます! ではまた!ー