いつまでも、ずっと
君はだれ? とても仲がいいけれど、 私は君について一つも知らない 本当の名前も、顔も、性格も 好きなことも、嫌いなことも 何も知らない 声だって、聞いたことがない 君は、どんな声をしているのだろう 君は、私の秘密を知っている 私も、少しは君の秘密を知っている 誰にも聞いてほしくない、 知られたくないことも、君になら話せる 他の人には言えないことでも、 君にならいくらでも伝えられる 私の書いた小説を、 はじめて読んだのは君だった まぁ、君以外に見せたことないんだけどね 私と同じか少し年下の人の作品が山ほどある それでも、私の書いた小説が 一番好きだと言ってくれる 私と話をするときは、 宝くじの一等よりも嬉しいって 本心かはわからない けど、私にはそれが何よりもうれしかった ずっと君と話していたい 限られた時間、限られた文字数 個人情報は絶対に教えられない それがこの場所の“ルール”だから もし、出会ったのがここではなかったら 安全だけど狭いここではなくて、 間違えると危険だけど広い場所だったら もう少し、よかったのかな もう、君とはあえない それが、君の選んだ道だから 『必ず戻って来る』 それがいつかはわからない それでも、私は待ち続ける また、君と会えるその日まで いつまでも、ずっとー。