君の隣は 私がいい。
一目惚れ。 ホントにあるんだね。 "ねえ、最近元カノと復縁したんでしょ?" "可愛いよね、あの子。" "別れたの?まだ付き合ってるの?" "別れたらしいよ、本人に聞いた。" 今カノはいないみたい。 逃げ出したい。色んな声が聞こえてくる。 私の好きな人は、可愛い元カノがいる。 数学の授業でわからないところを教えてくれたし、プリントを渡すときいつもありがとうって言ってくれる。 私にとって君は栄養源。 でも、元カノがあんなに可愛い子なら、私は無理だ。 他校の人もその子に手を振ったり連絡先の交換を持ちかけようとする。 華奢でポニーテルが似合う可愛いあの子とスポーツ万能で格好いい君はお似合いだと思った。 " 好きです。 " __やっといえたのに。やっぱり駄目だ。 わかってたのになんで?なんでこんなに苦しいの? 私が告白したこと、恋をしていたことは誰にも広まらずにひっそりと消えた。 おそらく私が悲しまないように。 だから好きなんだよ。 私はまだ未練タラタラ。 自嘲的な笑いが漏れる。 あの子と復縁したことを知った。 告白してから2週間だよ?馬鹿みたい。 廊下で2人仲良く喋っているのを見た。 ふたりとも楽しそうで、キラキラだ。 私があそこに入る隙なんてなかったんだ。 なんてアホだろうと思った。 けどやっぱり、どうしても 君の隣は私がいい。