静けさの泥棒
「キキキーッ!ギュルルルルル!」 「ガッシャーン!」 と、あの時の記憶が、今でも鮮明に思い起こされる。眩く光る夜道と、横を歩いている俺の幼馴染、橘椿(たちばな つばき)が、大型トラックに弾き飛ばされるその瞬間。 思い出したくなくても、四六時中蘇ってくるあの時の記憶が、俺、霧島海渡(きりしま かいと)に精神的苦痛をもたらした。 俺と椿は仲が良く、恋愛対象ではないものの、親友として、相手の家族とも家族ぐるみで仲が良かった。 椿は、いつも元気がよく、クラスの場を明るくする、なんというか、、、かっこよく言えば、"静けさの泥棒"といった感じの奴だった。そんな椿は、習い事でバトミントンをやっている。俺も格闘技を少しやっていたので、その日も習い事終わりに椿と並んで街の端を歩き、家に帰っていた時。 突如、暗雲がたちこめる。 その日は、もう秋。夜八時とは言え、ずいぶん暗い。そしてそんなとき、大型トラック(引っ越しの荷物を運ぶ)が突っ込んできた。その時椿は、俺を思いっきり突き放し、俺を守ってくれた。そのかわり、 椿は死んだ。 なぜ守れなかった、と悔やむ日々。 それから、あれやあれよという間に、葬式の日になった、集まった大衆は皆、涙を流していた。 「椿ぃ、戻ってきてくれぇ、静けさの泥棒なんだろぅ。」 俺は涙を流しながら語りかけた。 だが、あの幸せな生活は、もう戻ってくることはなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 小説そんなに書いたことないので、先人たちを参考に書きました。好評だったら、また今度なんか書くので、よろしくね!感想も、気軽にお願いします!