噂の先生
小学4年生が終わって、今日から4年生。 名簿を確認する。親友と同じクラスだ。 早速話しかけられた。 「もも、同じクラスだね。こ今年もよろしくね!」 夏美がそう言ってくれてうれしかった。 「うん、こちらこそ。よろしくね!」 この一年間、いい年になる気がした。 ううん、絶対いい年になると確信してた。 先生の発表、先生なんて気にしてなかった。 別に誰でも楽しめると思ってたから。 先生は、、、え、嘘、、、 あの、あの噂の?あのずっと怒ってる? 山田先生? 「え、最悪」 「だよねーめっちゃ最悪。」 夏美とそんなことを言い合っていた。 みんな呼び捨てだ。 「山田ー」とか。確かに怒ってる。怖い。 けど、みんなが怒らせるようなことを言ってるだけな気がする。 私もみんなに合わせて呼び捨てだ。 少し申し訳ないと思いながら。 でも、先生と過ごしていくうちに、いい先生だと思った。怖いけど、それもみんなのためを思ってることだと思うから。 3月、修了式。まだ先生は舐められる。 みんなに呼び捨てにされてる。 けど、私は言った。 「山田先生、ありがとうございました!」 先生の目が光ってた。 私も、涙が出てきた。 よかった、このクラスで、この先生で。