おかえり
私のママは、病気でいなくなった。それから一か月たった日。空は快晴で、風が心地よかった。私は久しぶりに出かけようと、歩いていた。その時だった。きいーーーーーーー!前を歩いていた子がひかれそうになっていた。「危ない!」とっさに私が助けた時、ドン!と音がした。「…え?」回りは真っ白だった。いくら歩いても真っ白だった。その時。ママみたいな人が走ってきた。「あっ」バサッという音と共に、においがした。ふんわりと、甘い匂いが。温かくて、ここがあんしんだと思える場所。そこは、ママの腕の中だった。私は、涙がこみあげてきて、「ママ!うっ、ううっ」泣いてしまった。そうしたら、ママも涙を流しながら言った。「おかえり。」私は少し安心してしまった。