憎たらしいほど愛させて
ねぇ、何してるの?それ何?見せて!ねぇ、ねぇ…… …うるさい。うるさいうるさい。少しは黙ったらどうなんだ。私はお前のように莫迦ではないから、お前が私に好意を寄せている事くらい分かる。悪いが、私はお前に興味が無い。そもそも、私のどこが好きなんだ。私はお前のような奴に愛嬌なんぞ振りまかない。 …何故こんな質問に真面目に答えるんだ。格好いい?優しい?どこを見て言っているんだ?格好つけた事なんて無い。人に優しくしたことも無い。…いつまでも付き纏うな。邪魔だ。お前に時間を割いていられるほど、私は暇じゃない。…疲れているんだ。ほっといてくれ。 …何故こんな奴の心配をするんだ、お前は。こんなに冷たいのに、こんなに厳しいのに。そして何故、私はこんな奴の顔がずっと頭に浮かぶんだ。こんなにも憎たらしいのに。嫌いだ。お前なんか、大嫌いだ。やめてくれ、私に話しかけるな。優しくするな。…ああ、何故、お前はそんなに私を気にかけてるんだ。信じたくない…のに…はあ、そうか、そうなんだな……結局、私みたいな奴を愛してくれるのは、お前しかいないんだな…塞がらない穴を埋めるのは、お前なんだな。 そうだよ。ようやく分かってくれたんだね、嬉しいよ!俺は何があってもずっと君のことが大好きだから、心配いらないよ。君は本当は優しくて、格好良いこと。俺だけが知ってるよ。君を傷つけるような奴は要らないよ。君のためなら何だってできるよ。俺だけがいればいいよ。ねぇ、だから、 一生、一緒だからね? -END-