「給食がある」と答えた小中学生は全体の96％でした。一方「ない」という回答は小学生が1％で中学生は11％と、小学生のほとんどが「給食がある」と回答しています。

全体の54％を占める小中学生が「給食が好き」と答えており、「ふつう」が37％、「きらい」と答えた人は9％でした。「好き」と答えた人は小学生では56％、中学生では45％で、中学生になるにつれて給食が好きな人の割合は減っているようです。

小中学生ともに1位は「カレーライス」、次いで2位は「フルーツポンチ」で、「あげパン」と「からあげ」が上位にランクインしました。1番多かった「カレーライス」は全体の51％を占めていることから、約半数の小中学生が「カレーライスが好き」という結果になりました。

その他には「アジフライ」「うどん」「おでん」などがあり、中には「ゼリー」「ケーキ」というデザートメニューを答えた人もいました。中には「牛乳が一番好き」という意見も出ています。

小中学生ともに1位は「ゴーヤチャンプルー」、2位は「レバー」という結果になりました。

その他には「きゅうり」「なす」「にんじん」などの野菜や、「あさり」「エビ」「魚全般」などの魚介類という回答がありました。「カレー」や「フルーツポンチ」という好きな給食の上位を占めたメニューもあがりましたが、中には「嫌いなメニューはない」と答えた人もいます。

「キムタクご飯」は長野県、「チキンチキンごぼう」は山口県と、その他にも日本各地のさまざまなご当地メニューが寄せられました。中には「県産の食材を使った献立の日が毎月ある」「季節ごとにゼリーが変わる」という回答も見られました。

嫌いなものがあった場合は「最初から量を減らしてもらえる」が全体の40％と1番多い結果になりました。「食べ終わるまで給食が終わらない」「残してもいいがペナルティがある」と回答した人は合わせても全体の10％以下でした。

その他には「我慢して食べる」「牛乳と一緒に飲み込む」「一口でも食べれば残せる」など、残せるとしても頑張って食べているという意見があがったほか、「友達にあげる」と答えた人も見られました。

「委員会が音楽やクイズを選んで流してくれる」と回答した人がいる中、「テレビを見ている」という回答の中では映画や教育番組を見ながら食べるという意見がありました。また黙食をしながらも「ジェスチャー」をしたり「手話を覚えて会話」したりと、声を出さないで会話を楽しんでいるという回答が見られます。

「お昼の放送はある」と答えた人がほとんどで、小学生は93％で中学生は90％と、小中学生ともに90％を超える高い割合でした。

小中学生を合わせると、1位は「音楽を流す」が85％、2位の「クイズ」が77％、3位の「読み聞かせ」が52％という結果になりました。

その他には「お知らせ」「ラジオみたいなお便り紹介」「今日は何の日？」「心理テストや占い」「先生紹介やインタビュー」などがありました。

小中学生が想像する未来の学校給食はさまざまで「バイキング形式」「タブレットで注文」など、決まったメニューではなく好きな物を選んで食べられるような形を思い描いている人もいます。以前とは変わり新型コロナウイルス感染症の影響で静かな給食の時間を過ごしている人が多いようですが、「みんなで班になって楽しく食べたい」という意見もあがっていました。