2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、学校ではマスクをつけて過ごしているか、学校でマスクをずっとつけている人の理由は何か、マスクが外せるようになってうれしかったことは何かなどについてアンケートを実施し、1,724人から回答を得ました。
学校でのマスク着用については、「授業内容や活動内容によってつけ外ししている」と回答した人が最も多く、「ずっとつけている」人は小学生では33%、中学生では44%と中学生の割合の方が多い結果となりました。マスクの着用が個人の判断に任せられることになったとはいえ、「ずっとつけていない」人の割合は少ないようです。
学校でマスクをずっとつけていると答えた人にその理由を聞くと、約8割が「素顔を見せたくないから」と回答しました。同理由は、今年3月のマスク着用に関する調査レポート(注1)「新学期に学校でマスクをつける理由」でも1位でした。「やっぱりコロナが心配だから」と答えた人は約4割で、コロナの心配よりも素顔を人に見られることの方が気になる人が多いことがわかりました。
マスクが外せるようになってうれしかったことは何かという質問には、「みんなの顔が見えるようになったこと」「コロナ前と同じような生活ができるようになったこと」などがあげられ、少しずつコロナ前のような日常が戻りつつある様子がうかがえます。
■「マスク着用」に関する調査レポート
■調査結果
小中学生の約70%が「うれしい」、または「どちらかといえばうれしい」と回答しました。「いやだ」「どちらかといえばいやだ」と答えた人は約30%なので、「うれしい」と感じている人の方が多いようです。
マスク着用の仕方について「変わらない(着用し続けている)」と答えた小中学生は全体の33%でした。小学生と中学生で比べてみると、中学生は小学生に比べてマスクを今までと変わらず着用し続けている人の割合が多いことがわかりました。
その他には「学校ではつけているけど、学校以外では外している」「屋外にいる時だけ外す」などの意見がありました。
学校でマスクを「授業内容や活動内容によってつけ外ししている」人が最多でした。「ずっとつけていない」人は、小学生で28%なのに対して中学生では12%と、小学生より中学生の方が、学校でマスクを「ずっとつけている」人が多いことがわかりました。
学校でマスクをずっとつけている理由で一番多かったのは、「素顔を見せたくないから」で小中学生の81%を占めました。約3年間にわたりコロナ過でマスク生活をしてきたので、いざ“マスクをつけなくていい”と言われても習慣を変えるのには抵抗がある人が多く、入学した時からマスクをして登校するのが当たり前になっていた人にとっては、“マスクなしの顔”を改めて見せるのは少し恥ずかしい気持ちもあるのかもしれません。
その他の理由では「ニキビや肌荒れしているから見せたくない」「つけていないと(コロナ以外で)不安になるから」といった意見が多くありました。中には「マスク依存症になってしまった」という回答もありました。
マスクをずっとつけていない小中学生の理由は「暑いから」という回答が一番多く81%でした。2位は「息が苦しいから」の66%、3位は「素顔で生活したいから」で40%と続きます。 その他の回答は「みんなつけていないから」「今外さないと外すタイミングをなくすから」「表情がわかりやすいから」などが多かったです。マスクをつけるかつけないかは個人が決められるようになったため、自分で考えて判断していることがわかりました。
マスクをつけ外ししている小中学生がマスクを外しているときは、「暑いとき」と答えた人が83%で最も多かったです。2位は「外で活動するとき」で72%、3位は「息が苦しいとき」で62%でした。
その他の意見では「体育や部活動のとき」「先生に外してと言われたとき」という回答が多く、状況に応じて外している人が多いことがわかりました。
マスクを外すようになったきっかけの第1位は「暑いから」で、81%の票を集めました。
その他の回答には「マスクを外してもよくなったから」「マスク焼けが嫌だから」「親や先生に外してと言われたから」などがありました。
学校以外でマスクをつける場所は「病院」と答えた小中学生が55%と最も多い結果となりました。2番目に多かったのは、小学生が「人がたくさんいる場所」だったのに対して中学生は「家にいるとき以外はどこでもつける」でした。
その他の回答には「塾や習い事のとき」「友だちがいそうな場所」など、コロナに気をつけているだけでなく誰に会うかを気にしてマスクをつけている人もいるようです。
みんなの顔が見えるようになったこと
コロナ前と同じような生活ができるようになったこと
とにかく息がしやすい!!!
マスクによる肌荒れが少なくなった!
暑いときに快適に過ごせるようになった
マスクが外せるようになって、お互いの表情を見ながら会話できるようになったことを喜ぶ声や夏の暑いときや運動するときも息苦しさがなくなって、「涼しくなった」という声や「スッキリした」という声が集まりました。
コロナにかかりそうで怖い
ずっとマスク生活だったから、顔を全て見せるのは少し恥ずかしい
つけていると周りが外せと言ってくるようになった
ニキビや肌荒れなどを気にしないといけない
マスクの下の顔について言われること
回答を見てみると、自分の素顔を見られることが嫌だと感じる人が非常に多かったです。マスクを外したくない人にとっては、親や先生に外すように言われることが嫌だという意見も目立ちました。また電車や人混みでは、マスクをしていない人の咳や大声で飛沫が飛んでくるのを気にする声もありました。
注1)「マスク着用について」の調査レポート(2023年3月)
『小中学生の約7割が新学期からもマスクを着用すると回答、理由の1位は「素顔を見せたくないから」』
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
内容 | マスク着用 |
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期間 | 2023/08/15~2023/09/11 |
有効回答数 | 1724人 (うち女性:82% 男性:6% 選択なし:11%) |
グラフ:学年別回答者割合(%)