2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、ネッ友(ネット上で出会った友だち)はいるか、ネッ友に対して実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがあるか、ネッ友とどんなことをしているかなどについてアンケートを実施し、1,811人から回答を得ました。
ネッ友は「いる」と答えた小中学生は全体の約6割と、半分以上の人にネッ友がいることがわかりました。昨年の調査(注1)よりもネッ友がいる全体・小学生の割合は2%増加しました。
ネッ友に対して実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがあるかという質問には、「ある」と答えた小中学生は約3割いました。中でも「年齢」は、約7割の人が違う情報を伝えたことがあるようです。
ネッ友とどんなことをしているかという質問では、約6割の小中学生が「オープンチャット上のみで話す」という回答で、続く2位は、小学生が「いっしょにゲームをする」で、中学生は「LINEやメールなどで連絡をとる」でした。
■「ネッ友」に関する調査レポート
■調査結果
「ネッ友はいる」と答えた人は全体の61%でした。小学生は55%、中学生は66%で、中学生の方が約10%多い結果となりました。
ネッ友がいる小中学生の中で、ネッ友が「10人より多くいる」人は40%と最も多い回答でした。
第1位は「性別」で92%と、ほとんどの人が相手の性別を知っていることがわかりました。2位は「年齢」、3位は「誕生日」の順に続きます。
その他の回答は「Instagram」「趣味」「ゲーム上の名前」などがあがっていたことから、SNSやオンラインゲームなどで知り合う人が多いのかもしれません。一方で、「なにも知らない」と答えた人もいました。
ネッ友に教えている自分の情報は「性別」という小中学生が87%で最も多く、続いて2位が「年齢」で77%、3位が「誕生日」で67%という順でした。ネッ友について知っている情報と同じように、自分の情報もネッ友に教えていることがわかります。
その他の回答では「Instagram」や「趣味」、「推し」と回答した人もいました。
ネッ友に対して実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことが「ある」と答えた小中学生は32%でした。違う情報を伝えたことがある人がいるということは、ネッ友も違う情報を話している可能性があります。
実際とは違う情報を伝えたものとして「年齢」と答えた人が最も多く、全体の71%を占めました。「下の名前」「住んでいる地域」「性別」「誕生日」の割合を見てみると、中学生の方が小学生に比べてそれぞれ10%くらい増えていることがわかりました。中学生の方が違った情報を伝えている人が多いようです。 その他の回答には「家庭環境」「身長」「顔を加工したもの」などがありました。
「○歳だよね?」と聞かれて、怖くて「うん」としか言えなかった。
もしかしたら相手が悪い人で、個人情報を悪用されたら困るから。
住所とかバレたら怖いから。
ネッ友の年齢に合わせたり、理想のキャラを作ったりしたかったから。
性別はジェンダーレスだから。
人によってさまざまな意見が出ましたが、特に多かったのが「個人情報を教えて悪用されたら困るから」でした。また相手に合わせたり理想のキャラを作ったりと、本当の自分とは違うキャラクターになってやり取りしている人もいるようです。ネット上では“なりたい自分”になることで楽しむ人もいるのかもしれません。
1位は「オープンチャット上のみで話す」でした。小学生と中学生で大きく違うのは、2位が小学生は「いっしょにゲームをする」だったのに対し、中学生は「LINEやメールなどで連絡をとる」がランクインしているところです。4位以下の「電話をする」や「実際に会って遊ぶ」も、小学生に比べると中学生の割合が増えました。
その他の回答では、SNSなどで「DMする」人や「コメントをし合う」人、同じ趣味を持つ人と「推し活をする」と答えた人もいました。
おうちの人に「言っている」と答えた人は全体の27%と、3割に満たない回答でした。約7割の人はおうちの人に言わずにネッ友とやり取りをしているようです。
相手を傷つけないようにしている。
言った言葉は消せないから、内容を伝える前に確認しながら話している。
個人情報を言わない、聞かない。
あくまでも、ネット友達。学校での友達とはちがう。
お互いに関わりすぎない。
相手の気持ちをきちんと考えてやり取りをしている人や、自分を守るために気をつけているようで、ネットとリアルの世界の区別をつけてやり取りしていることが伝わりました。
注1)昨年の「ネッ友」についての調査レポート
ネッ友がいる小中学生は59%、そのうち15%が「会ったことがある」
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
内容 | ネッ友 |
---|---|
期間 | 2023/06/20~2023/07/17 |
有効回答数 | 1811人 (うち女性:80% 男性:7% 選択なし:13%) |
グラフ:学年別回答者割合(%)