2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、ネッ友がいるか、ネッ友とトラブルになったことはあるかなどについてアンケートを実施し、2,547人から回答を得ました。
ネッ友がいると答えたのは全体の69.6%で、知り合った場所は「ゲーム」が一番多く、続いて「LINEのオープンチャット」、「TikTok」や「X」などのSNSが続きます。
「ネッ友がいる人」のうち、会話やDMなどで個別に連絡を取るネッ友がいる人は小学生で64.8%、中学生では79.8%と年齢が上がるにつれて割合が増えます。一方で、実際に会ったことがある人は小中学生ともに10%台でした。
また、ネッ友と実際の友だちで居心地の良さを比べると、中学生では「素の自分が出せる」「趣味が合う」などの理由で「ネッ友」の方が居心地がいいと考えている人の方が多いようです。
■「ネッ友」に関する調査レポート
小学生と中学生を比べると、中学生の方がネッ友がいる人の割合が多いことがわかりました。
小学生では「ゲーム」が圧倒的に1位で、ネッ友がいる小学生の約半数がゲームで知り合うようです。一方、中学生では1位の「ゲーム」と2位の「LINEのオープンチャット」で割合に大きな差はありませんでした。
その他には、小説サイトやカラオケアプリ、Discord(チャットサービス)などが集まりました。
小学生では64.8%、中学生は79.8%が「いる」と回答しました。
実際に会ったことがある人は、ネッ友がいる人のうち16.2%でした。小学生、中学生別に見ても10%台と、個別に連絡を取ってはいても実際に会うケースは少ないようです。2022年の調査結果(注1)と比較すると、中学生では5%増加したことがわかります。
小学生では「実際の友だち」、中学生では僅差ではありますが「ネッ友」の方が居心地がいいと考えているようです。
「実際の友だちが居心地が良い」と回答した小中学生にとって「直接会って話せる」「信頼できる」の2つが、重要だとわかりました。
小中学生で結果が異なり、小学生では「直接関わりがないからこそ相談できる」、中学生では「素の自分を出せる」が1位でした。どの年代でも票に大きな偏りはありませんが、年代によってネッ友の方が居心地良い理由は少し異なるようです。
「ある」と回答した人は25.8%でした。
1回でも喧嘩をしてしまうと縁を切られ、悪口等を言われた。
ありもしない噂を流されてLINEのオープンチャットで色々な人から責められた。
いきなり告白されて、怖くてブロ解(※1)したけれどDMが止まず、しつこかった時。(解決済み)
「◯◯◯(これ下ネタ)見せてよそしたらもっとすごいの見せてあげる!」って言われた。
「僕は君の小学校を知っているよ」と脅され、怖い気持ちになりました
喧嘩や誹謗中傷などのトラブルに巻き込まれたといった声が多くあがる一方で、付きまといや性犯罪に抵触しそうな経験をした人もいました。また、「同い年と言っていたから電話したら、実はおじさんだった」など、子供を装って相手が年齢を偽るケースもあるようです。
年齢やコミュニティ関係なく趣味の合う人とつながれるのがネットの良い点ですが、相手がどのような人かわからないため、「おかしいと思ったらすぐにブロックする」など自衛しているという人もいました。
(※1)ブロ解:ブロック機能を使ったあと、すぐにブロック操作を解除することで、相手に自分のフォローを外させること。
小中学生の24.4%が「ある」と回答しました。4つ目の設問の「実際にネッ友と会ったことがある」人は小中学生では14.3%だったため、ネッ友と付き合ったことがある人の中には、実際に会わずに付き合った人もいるようです。
「告白したこともされたこともない」が最も多かったことから、ネッ友に対して恋愛感情を抱いたことがない人が多いとわかりました。
会ったこともない人と付き合うと危ないから。
実際にあったことないし、中身はおじさんや変な人かもしれないから。
たかがネットだから。人間性は見えないから。
どんな人が告白をしているのか分からないし、もしかしたら個人情報が漏れちゃう可能性があるため。
なんとなく会う機会もないし!ただのネッ友だと思ってたから!
実際に会ったことがない相手を警戒するといった意見が多く集まりました。また、「付き合うならリア友がいい」や「他に好きな人がいる」「あくまで友だちとしか思ってないから」などの声もありました。
注1)2022年の「ネッ友」に関する調査レポート
ネッ友がいる小中学生は59%、そのうち15%が「会ったことがある」
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
内容 | ネッ友 |
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期間 | 2024/06/11~2024/07/15 |
有効回答数 | 2547人 (うち女性:80% 男性:8% 選択なし:12%) |
グラフ:学年別回答者割合(%)