今好きな人がいるかどうかを聞いた質問には、全体の79％が「いる」と回答しました。

好きな人がいる小中学生の中で、その人と付き合っていると答えたのは16％でした。また70％の人が「片思い中」と回答しました。片思い中の人の割合は、小学生よりも中学生の方が多いようです。

「その他」には、「多分両思いだけどまだ気持ちを伝え合っていない」と付き合ってはいないが両思いのケースや、「相手が2次元」や「推しなので付き合えない」など身近にいない人を好きなパターンもありました。

最も多かったのは「自分磨き」で、「直接話しかける」「相手の好きなことに詳しくなる」と続きました。小学生と中学生の割合を見ると違いがあり「LINEやDMで連絡をする」と答えた中学生は28％に対し、小学生ではわずか7％でした。中学生になると携帯やスマホを持っている人が多く、直接のアプローチよりもLINEなどを通じての交流が増えることがわかります。

72％の人が告白したことが「ない」と回答しました。

1番多かったのは「直接伝える」で次に多かったのが「手紙」でした。メッセージで告白したことがある人は中学生で28％、小学生で10％と大きく差が出ました。好きな人へのアプローチと同様に、携帯やスマホの所持率やコミュニケーションの広がりが原因と考えられます。メッセージではなく電話やLINE通話など音声で告白した人は、小中学生ともに10％未満でした。

告白は86％の人が「されたい」と回答しました。自分から告白するのは緊張するので、「好きな人に告白をしたことがある？」の質問で「ない」と答えた人が多かったのも、告白待ちだからなのかもしれません。

62％の子どもたちが「どちらもない」と答えました。蛇化現象を感じたことがある人は23％、蛙化現象を感じたことがある人は9％で、「どちらもある」と回答した人もいました。

蛙化現象を感じたエピソードでは、とくに理由は無いものの相手が振り向いてくれた瞬間になぜか冷めてしまったという意見が多く見られました。

その他には両思いになった途端、相手から発せられる「好きオーラ」を気持ち悪く感じてしまうといった意見もあります。また、付き合った後に相手の「嫌な面」を見てしまって冷めたというコメントも目立ちました。好きだった分、嫌な面を見たときの反動が大きくて嫌いになってしまうのは仕方のないことかもしれません。

蛇化現象を感じたエピソードでは、好きな人以外の人がすると許せないことも、許してしまう人が多いようです。また、何をしても可愛く見えるという人も多く、幸せそうなコメントが寄せられました。
一方で、すべてが可愛く感じてしまったがゆえに別れたという人もいて、恋愛の難しさが垣間見えるようです。

好きな人との初デートで行きたいところで人気なのは、やはりUSJやディズニーランドなどのテーマパークや映画館や水族館など2人で楽しめる場所のようです。ほかにもイオンなど近くのショッピングモールといった、行きやすい場所にも人気が集まりました。

また、「おうちデート」を支持する声も多く見られました。ゆっくりできることと、ふたりきりになれることが決め手のようです。ほかには「公園」や「お祭り」「猫カフェ」などさまざまな場所があげられました。

注１）好きだった相手が振り向いてくれた瞬間に「気持ち悪い」と感じてしまうこと

注２）好きな相手を全肯定し何をしても「カッコいい」「かわいい」と“好き”が炸裂する状態