全体の65％がケータイやスマホを持っていて、ケータイよりもスマホの所持率が高いようです。小中学生別に見ると中学生からスマホを持たせる家庭が多いことがわかります。

1日のケータイ・スマホの使用時間は人それぞれで、「1～2時間未満」や「2～3時間未満」、「5時間以上」が上位となり回答が分かれました。中学生は、小学生と比べると長時間使用している人が多くなっていることから、友達同士のやり取りや動画およびアプリを利用した学習の機会など、スマホ・ケータイの利用シーンが増えていると考えられます。

現在ケータイやスマホを持っている大半の小中学生は、小学校在学中または中学1年生の間にケータイやスマホを持ち始めたことがわかりました。

小学生と中学生では異なる結果となりました。小学生ではYouTube、中学生ではLINEが1位でした。中学生になると、LINEの使用用途が家族に加え友だち同士の連絡手段にもなることが予想されます。4位以降をみると、小学生は「ゲームアプリ」「メール」「カメラ」「TikTok」と続きますが、中学生は「TikTok」「ゲームアプリ」「Instagram」「Twitter」とSNSを多く使用していることがわかります。

ケータイやスマホを持っている人で、「依存していると思う」と答えた人は全体の49％とおよそ半分でした。小学生と中学生を比べると、「依存している」人の割合が小学生では41％に対して中学生では57％と、中学生の方がスマホ・ケータイに依存している自覚があるようです。

回答の中には、お風呂にまで持って行く人や旅行中もケータイ・スマホをいじってしまうなど、ケータイ・スマホを常に触ってしまうとの意見もありました。

学校の友だちとSNSでつながっている人の中で半分以上の人がより仲が「深まった」と回答しました。小学生ではSNSを使用していないからか、友だちとつながっていない人が38％と中学生よりも多い結果となりました。

小中学生の90％が「欲しい」と回答しました。周りの友だちがスマホやケータイを持っている環境なら、欲しいと思うのは自然な流れかもしれません。

全体の34％が「ある」と回答しました。小学生でトラブルが起きたことがある人は30％ですが、中学生になると47％と半分近くの人が何らかのトラブルに巻き込まれたようです。

スマホやケータイを持っていないことで起きたトラブルは、「友だちとの連絡が自分だけ来ない」「いじめ」「話に入れない」など友人間のものと、「親に連絡できなかった」「持たせてくれないことで親と喧嘩になった」などの家族間のものがありました。

「◯万円で買い放題」や「ASMR」「イラスト系」「コスメやファッション」「ゲーム実況」などの回答が多く集まり、その他にも「歌ってみた」や「大食いチャレンジ」など、趣味や特技を生かした動画を作りたいという意見もありました。また、中には「みんなが楽しんでくれる動画」「かわいい動物で癒やされるやつ」など、視聴者の立場で考えている人もいました。