約4割の小中学生が「ある」と回答しました。

学校の先生に対するイメージを子どもたちに聞くと、「忙しい」と回答した人が多く、全体で44％でした。次に「働く時間が長い」「責任が重い」「苦労が多い」「子どものためになる」と続きます。「働く時間が長い」や「苦労が多い」と回答した人の割合は、中学生では小学生に比べて10％以上多くなることから、小学生よりも中学生の方が先生の大変さや苦労をよく見ているようです。

小中学生の72％が好きな先生や尊敬する先生が「いる」と回答しました。子どもたちが1日の多くの時間を過ごす学校に、好きな先生や尊敬する先生がいるというのは嬉しい発見です。

好きな先生・尊敬する先生の「好きなところ」については、「優しいところ」「面白いところ」と答えた人が多くいました。また、しっかりと話を聞いてくれる先生にも人気が集まっています。もちろん楽しい先生も人気ですが、「ちゃんと怒ってくれるところ」との意見も多く、ただ怒るわけではなく自分のことを思って叱ってくれているのがわかるからこそ慕われているのかもしれません。 その他には「勉強がわかりやすい」「熱血なところ」「気遣い上手なところ」などの意見も集まりました。

小学生では81％、中学生では88％が苦手な先生がいると回答しました。全体では83％が「いる」と回答し、「好きな先生・尊敬する先生」よりも、およそ10％上回る結果でした。

苦手な先生のどんなところが苦手かを聞くと、さまざまな意見が見られました。生徒に対する態度が冷たかったり口調が厳しかったりする先生やすぐに怒る先生は、「苦手」と敬遠される傾向にあるようです。 さらに特定の生徒だけを贔屓する先生や男女で差をつける先生も不人気でした。その他には「セクハラをしてくる」「胸ぐらを掴んで暴言を吐かれた」などの回答もありました。

担任の先生になって欲しい有名人についてアンケートを取ったところ、全体のランキングは1位「目黒蓮（Snow Man）」、2位「阿部亮平（Snow Man）」、3位「ころん（すとぷり）」といった結果になりました。目黒蓮が担任になって欲しい理由としては「カッコいいから」が多く、ほかにも「優しそう」といった意見が目立ちました。阿部亮平は「上智大卒」「気象予報士の資格保有」と、学力が高いところに意見が集中したようです。

全体のトップ5は1位から順に「ドラえもん（ドラえもん）」「星野アイ（推しの子）」「五条悟（呪術廻戦）」「竈門炭治郎（鬼滅の刃）」「ロイド・フォージャー（SPY×FAMILY）」という結果になりました。

最近のアニメ作品のキャラクターがランクインする中で、ドラえもんが1位になった理由には「物知りだから」「なんでもできるから」などの意見が多く集まりました。星野アイと五条悟にはそれぞれ「かわいいから」「イケメンだから」と、ビジュアル面から支持する声が多いようです。 中学生のランキングを見ると3位に「殺せんせー（暗殺教室）」がランクインし「実際に先生だし、マンガで読んでて素晴らしい先生だと思った」との意見があがっていました。

「体育の先生になって欲しいスポーツ選手は？」の質問には、大谷翔平や吉田沙保里、羽生結弦に人気が集まり、上位3名はどのランキングを見ても共通でした。 4位には全体と小学生で池江璃花子がランクインしました。優しそうな雰囲気に加えて、「どんなことがあっても頑張る人だから」と病気を乗り越えて活躍する姿に感銘を受けた人も多いようです。中学生では「サッカーを頑張りたいから」と三笘薫がランクインしています。

「音楽の先生になって欲しい有名人」では、全てのランキングで1位は「ikura（YOASOBI）」、2位は「るぅと（すとぷり）」でした。どちらも「歌が上手い」のが決め手になっているほか、るぅとに関しては「作詞作曲ができる」点も評価に繋がったようです。
3位は小学生と中学生で結果が異なり、小学生では「ベートーヴェン」、中学生では「京本大我（SixTONES）」という結果になりました。4位には小中学生ともに、ピアノで有名な「ハラミちゃん」がランクインし、「明るくて授業も楽しそう」との意見がありました。