冷たい雪と甘い初雪。
【この話は、読者の皆さんに展開を選んでもらう、選択型ストーリーとなっております。結末が二つありハッピーエンドとバットエンドになります。話の途中で質問が入るので、そこで選択肢の片方を選び、記号を見て飛んでください。では、どうぞ!】 ヒューッ。 「さ、寒っ……」 ふと、空を見上げると白いもの____雪が舞っていた。 「うわ!初雪じゃん!」 一緒に帰っていた、部活仲間の夕野が声をあげる。 夕野は、大の暑がりで雪が大好きという、変わり者。 「悪かったわね、変わり者で!」 そんな会話をしながら、しばらく歩く。だが、夕野と反対に寒がりな私は、耐えきれずリュックからマフラーを取り出した。 ……と、突然夕野が顔をしかめた。 「なにそのマフラー。なんていうか……変わってるね、柄。」 夕野がそう言うのも無理はなく、これはお母さんが何十年も前に使っていたマフラーで、すごく……ダサい。 でも、『寒いから』と、せっかく持たせてくれた物だ。 外はどんどん冷え込んてきてるが、夕野から"ダサい子"と思われるのも嫌だ。 【ここで質問!貴方なら? ①:ダサくてもマフラーを付ける ②:寒さを我慢して着けない ①→□へ ②→■へ】 □ 「あ、結局着けるのね」 「うん……寒いの嫌だしっ」 そう強がってみたものの、夕野に内心バカにされてないか不安だ。 でも、当の夕野は鼻歌なんて歌いながら、歩いている。 (なんだ……気にしなくて良かった。) と、肩の力がどっと抜けた時。 「あっ、あれ幸村君じゃない?」 「えっ」 幸村君、というのは私が密かに想いを寄せてる人。 向かい側から、歩いてきた。 (夕野……こんな時に呼んだりしないでね) だが、私の思いは虚しく「幸村君ー!」という、夕野の声が聞こえた。 私は目立たぬよう、うつむきがちに歩いた。 「おう、今帰り?」 「うん、まぁね」 慣れたような二人の会話を、横から聞いていると……。 「君のそのマフラー……」 (ゲッ……見つかった。) 私は観念したように顔をあげる。 すると、その瞬間私は拍子抜けした。 なんと、幸村君も全くおんなじマフラーをしていたのだった。 「まさかのお揃い(笑)」 「あははっ」 二人して大笑いした挙げ句、私は心の中でひっそり、 『帰ったらお母さんに、ありがとうって言おう。』 甘い初雪を見ながらそう思った。 *HAPPYEND* ■ 「ぐぬぬっ……寒いよぅ」 夕野と別れてから何度この言葉を言っただろう。 マフラーをしまった直後、ちらほらと降っていた雪が突然本降りになったのだ。 (お母さんの言うとおりにすれば、良かった……) そう後悔しても遅い。 カチコチになった体は、マフラーを取り出す気力もない。 ……と、その瞬間。 目の前が突然眩しくなり……。 「危ないっ!」 ドンッ。 鈍い音がしたかと思うと、私は道に投げ出された。 寒さで凍った道路を車がスリップして、突っ込んで来たのだ。 せめて、マフラーさえしてれば……。 冷たい雪を肌に感じて、私はようやくそう思った。 -BATEND- どうも、作者のゆにと申します。 今回は選択型ストーリーでしたが、いかがてしたか? 最近更新頻度が気まぐれ過ぎて、申し訳なくなり、いつもとは違う小説にしてみました(笑) 楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*) 感想等あれば、コメント下さいね。 以上、昨日誕生日を迎えたゆにでした では。
みんなの答え
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めっちゃ良き(*・∀・*)
どうも!かなちゃんです! あっ、 誕生日おめでとうございます! さて本題へ! めっちゃ良き♪(*・∀・*) 選択型ストーリー好きです! 続編待ってます! (出来たらでいいですよ!)