短編小説みんなの答え:19

僕のお兄ちゃんが死にました。

僕は今10歳。 僕が一歳の時、ママとパパが 「夕輝のお兄ちゃんだよ」 と言って、ふわふわした生き物を連れて帰って来た。 それが"犬"っていう生き物だって事は三歳の時に教えてもらった。 ーー夕輝が三歳の時。 「ママ、この子ふわふわしてるよ。この子もママが産んだの?」 「違うよ(笑)…夕輝、この子は犬っていう動物。夕輝が一歳の時、保健所っていうところから連れてきたの。」 「ふーん。この子に名前はあるの?」 「今までは保健所で呼ばれてた名前で呼んでたけど、、、 夕輝、夕輝が名前付けてあげて。」 「僕が?」 … 「じゃあ………お兄ちゃん!!」 「え!?」 「だって、この子は僕のお兄ちゃんでしょ??」 「そうね。じゃあ今日からこの子の名前は'お兄ちゃん'ね。」 「うん(^∇^)。」 ーー夕輝が10歳の時。 もうお兄ちゃんも15才か。 「お母さん、行ってきます!」 「行ってらっしゃい。」 ガチャ、、、 (あれ?開かない。。) ガチャガチャ……… 「ねぇお母さん。ドアが開かないんだけど。」 「え?嘘、壊れたのかしら。」 そんな話をしてると、お兄ちゃんがヨタヨタ近くに来て、何かを訴えるような目で僕を見た。 「どした?お腹すいた?…後でお母さんがくれるから待ってろ。」 行ってくるね。 そう言ってお兄ちゃんの頭をなで、いつの間にか直っていたドアを開け、家を出た。 学校ではいつもお兄ちゃんの話をする。親友の暁斗にはあきれた顔をされるけど、何だかんだで最後まで聞いてくれる。 初めて聞く人は、「夕輝にお兄ちゃん何て居たっけ?」と不思議がるけど、もうそう思う人もほとんど居ない。俺が皆に自慢するから。 「今日の朝さぁ、ドアが開かなくて手間取ってたら、お兄ちゃんが来てさ。目で何か訴えてたんだよねぇ。」 俺は話しながら朝のお兄ちゃんの顔を思い出す。 「ん?どーした?」 「何でもない。あまりにもその顔が可愛くて…」 可愛い。それはいつもの事…なのに、今日は何か違った。 何て言うか、切なそうだった。 家に帰ると、いつもならお兄ちゃんが玄関で待っててくれてる。 お兄ちゃんの笑顔を楽しみに、今にもとれそうなドアを開ける。 「ただい………ま。」 家の中は恐ろしいくらい静かだった。 「お母さん?」 リビングに入ると、背中を丸めて俯く母と、、、青白い顔をした…お兄ちゃんが横たわっていた。 「お兄ちゃん?病気…?」 違う。明らかにもう、そのお兄ちゃんの目から"光"が無くなっていた。 理解できてるはずなのに、お兄ちゃんが10歳を越えた時から、覚悟していたはずなのに……… 僕の目から、涙が止まらない。 朝のあの顔は、 「夕輝、行かないで。」 って顔だったんだ。 ごめん、お兄ちゃん。ごめん……… その日、僕は夢を見た。 お兄ちゃんが家に来て、僕がお兄ちゃんに、お兄ちゃんという名前をつけた夢を。。。 次の日学校から帰ると、お兄ちゃんはもうお骨になっていた。 そのそばにあった僕とのツーショット写真を見て、僕は再び涙を流した。 泉が出来るのではないかというくらい。 少し一緒にお家で過ごしてから、皆でお兄ちゃんのお墓を作った。 そこには、暁斗や、他のクラスメートも少しいた。 僕が写真を見せてる内に、皆、お兄ちゃんを大好きになっていた。 自分の事のように語るようになっていた。 「夕輝。これ、俺たちから。夕輝とお兄ちゃんへのプレゼント。」 そう暁斗に渡された紙袋の中には、一冊ではない、何冊ものノートが入っていた。 内の一冊を手に取り、パラパラとページをめくる。 すると、そこにはお兄ちゃんと僕の思い出がたくさん記されていた。 「…これ。」 毎日毎日、耳が腐るほど話された 夕輝とお兄ちゃんの話。 と。そう暁斗は言った。 クラスメートは、気に入った話を絞って書いていたそう。 「どんなに絞っても、全部良い話で…結局15冊もある。お兄ちゃんの年と一緒だね(^^)」 気づいたらまた、僕は泣いていた。 けど、今度は悲しくてじゃない。 嬉しくてだ。 「ありがとう。皆。」 ーendー 作者です。 半分ノンフィクションです! ぜひ感想下さい!

みんなの答え

辛口の答え

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スゴイ!

こんにちは!ゆゆです! お兄ちゃんと親しんでいた仲と わかれるのは辛いので この話は よく分かります(泣) これからも たくさん小説を書いてください! おうえんしています! 年下から失礼しました(_ _)


泣ける

どうも紅茶@好きです。 めっちゃ感動です。 素敵なお話をありがとございます!


悲しいのです…

内容いいよ! けど 泣ける…… 映画にしてもいいほどに(涙) もっとたくさん小説を書き 皆を笑顔にそして 皆が感動するような はなしをつくってくださいね 最後になりますが 明けましておめでとうございます! ではでは~…!


アドバイス

ミラミラ~♪ども!ミラルン♪です! 内容はとても良かったのですが、直した方がいいところがあったので、言います。 ・顔文字や、(笑)を使わない。 これを使うと、小説っぽくなくなってしまうし、小説は言葉で、周りの雰囲気を表すのです! あとは、「死にました」じゃなくて、「亡くなりました」の方がいいかも。 もう一度言いますが、内容はとても良かったです!


泣ける!

切ない!涙が出てきますが最後が感動です! 暖かい!素敵な話だぁ!


いいね

みんなすっごく優しいなぁと思いました... なんか、命の大切さとか伝わってくる作品だったなぁと思う! また、小説書いてくれて嬉しい! 凪渚はお話作るの上手だから、もっと作って~


もうみんないい人

出てくる人(お兄ちゃん含め)みんないい人で優しくて、主人公は幸せになれるだろうなぁとしみじみ思いました。主人公自身が優しいから、優しい人に囲まれるのかなあとも思いました。 あと細かい表現が好みでした。読んでて心地よかったです! 優しい気持ちになれる、とても素敵なお話でした!ありがとうございました♪


すごおい!

 「お兄ちゃん」の死・・・そして、クラスメイトからの プレゼント・・・。心にじーんわりとくる、お話でした。  「犬と私の十の約束」を、ご存じでしょうか。 このお話も、最後、ワンちゃんがご主人に朝、「行かないで」 という意味を目で訴えていました。  私は、このお話を読んで、この「犬と私の十の約束」を 思い出しました。  命の時間は、みんな限られています。 一秒、一秒を大切に。


涙目に……

ゆるるーん♪ども!ゆるれんです(´;ω;`) 凪渚ちゃん、こんにちは。 涙目になりました……。 凪渚ちゃんの小説やっときたー!と思っていたら涙目に……。 すごく小説書くの、お上手ですね! クラスのみんな、優しいなと思いました。 悲しいけど、心温まるお話でした。 素敵なお話をありがとうございました! それでは~ヽ(;▽;)マタネ~


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