少女の幸せ
あの日から、少女が変わった もう一度やり直せたらいいのに 少女は病弱だった。見たこともないくらい痩せていて…そのせいか少女は 「っ…ごめんな、さい…ッ」 学校での地位が低い。 少女なりに頑張っているのだが、相手はその頑張りに気づくことなく暴言を吐く 「謝って済むもんじゃねんだよ、」 「ごめんなさい、ごめんなさい…!」 少女のこれまでの人生10年間で言った"ごめんなさい"の数、20440回。 少女は精神的に追い詰められていた だけど そう、あの日_ 学校のイベントで出店を回ってた時。 少女はとある品に心惹かれた。 綺麗な四つ葉のクローバーのストラップ。赤、青、緑、黄の4色のビーズが埋め込まれていて、真ん中にはまるでダイヤのような__。 「幸せが訪れます」そう書いてあった それぞれ赤には恋愛、青には名声、緑には健康、黄には財産というような運がつくようになっていた。 少女は少ししかないお小遣いでストラップを買った。少女はいつもそのストラップを離さなかった。 ある時、そのストラップの緑が取れてしまった。少女は持病がすっかり治っていて、そのおかげで彼氏も地位もお金も手に入れて、幸せだったのに。次の日からまた持病が悪化してしまった。 次から次へと取れていく。 青、黄、赤___ 少女は日に日に弱くなっていく。それでもストラップを離さない。少女にはまだ幸せもあった。ストラップがある事が幸せだった。 そして遂にこの時が来てしまう。 「このストラップのせいで…!」 幸せを全て失ったと考えた。ストラップのせいで幸せが消えたんだ。真ん中だけ光ってるストラップなんていらない__ パリンッグシャッ 投げてしまった。少女がやってしまったと考える前に ブーブー ___少女は意識を手放した。 「ありがとう、私の大好きなストラップ」 これが少女の遺言だった。 長くなりました