君の手を離さないように
「君は誰?」 「・・・私の、名前は・・・」 少し曇った朝。またこの夢で目が覚めた。知らない子に名前を聞かれる夢。別に怖くもなんともないけれど、何故だろう・・・懐かしいような、知らないような、そんな不思議な夢だった。気分を変えようと外に出て、あてもなく歩く。見慣れた景色、住み慣れた町・・・。なんだか飽き飽きしてきた。ふと足を止め、上を向く。さっきより分厚くなった雲は、自分の心を写しているのかもしれない。そんなことを思っていたその時。 何かが、動いた。 自分にさえ秘密にしていた記憶がよみがえる。目的に向かって全力で走った。古ぼけた神社、そこにいたのは・・・。 「メーリ!」 小さい頃と一緒だ。妖怪のメーリ、一番の親友だったけれど、いつしか忘れてしまっていた。 「君は、誰?」 メーリが聞く。私は迷わず答える。 「私は、カンナ!」 私はメーリに駆け寄って、手を握る。もう二度と、離すことのないように。 「カンナ、来てくれると思ってたよ」 メーリが言う。私が何か言おうとすると、頭に雨粒が落ちた。その時私は、さっき考えたことは間違いだったと確信した。だって、空はこんなに暗いけれど、私の心は晴れ渡っていたから! こんにちは、あおさです!いかがだったでしょうか。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
みんなの答え
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ええ話やなー…
すごい良い! タイトルにも惹かれたし内容にも惹かれた!
すごいよかった!
文章の構成の仕方がすごく 上手いですね! これで11歳とかスゴすぎです~♪
すごい!
タイトルが好きです!(笑) 正直、タイトルからは人間同士の絆のお話かな~っと思ったのですがまさか妖怪だったなんて!想像を覆された感じで、面白かったです。 素敵な作品ありがとうございました!
タイ卜ル良き(^v^)
夕イ卜ルにひかれたけど、いい話だね! 忘れていたのを思い出すだけなのに、こんなにいい話ができるのか… 例えば、「カギのかかったきおくの引きだしがあいた」みたいな表現もやってみてほしいな一