幸せは、いつもそばに。
和也が靴箱を開ける。 「またかぁ」 十枚くらいのラブレターが落ちた。 教室に入り、席に座る。和也はある女の子を見つめた。 「よっ!」 「びっくりしたー。やめろよ涼太」 「へへ。ごめんごめん」 「てかさ、お前、美波ちゃんのこと好きだろ!」 「さっきめっちゃ見てたし。美波ちゃんのこと」 「べっ、別に。そんなこと思ってね~し!」 「お前はモテモテだし、いいよな」 「俺はモテるのが嫌なんだよ!モテたいからモテようとしてるわけじゃね~し」 涼太は俺の親友。 涼太のすべて言う通り、俺は何もしてないのにモテるし、美波のことが好きだ。 けど、涼太は美波ととても仲が良い。 そんな二人を見ていると、美波は涼太のことが好きなんだと思えてくる。 ある日、俺は美波と日直をやることになった。 だか、美波は日直の仕事を忘れ、誰もいない教室で美波は言った。 「ごめん!日直の仕事忘れてた。全部一人で任せちゃってごめんね...」 「俺は許さないからな!」 「じゃあどうやったら許してくれるの?」 「...。俺と付き合って、好きになってくれば...許す」 どうせ無理か。 涼太と美波は両思いっぽい。 ラブレターを毎日もらって、女の子にもキャーキャー言われてるやつが何言ってんだ...。 「いいよっ」 「えっ」 「でもその代わり、ちゃーんと許してね」 「ああ、もちろんだ」 涼太も、心から付き合ったことを喜んでくれた。 俺には最高の親友がいて、隣に好きな人がいる。 こんな幸せになったのは、はじめてだ。