短編小説みんなの答え:6

いつも笑顔だったね。

ベッドでたくさんの管をつけられている女の子。 この子の名前は宮近果歩。5歳。 去年の春に心臓の病気が見つかって、近所の病院に入院している。 私、宮近ほのかは果歩のいとこ。 果歩の余命は1年と告げられている。余命宣告を受けてから半年がたった。 ここまで果歩は頑張っている。 いつでもにこっと歯を見せて笑う果歩。辛いはずなのにいつも笑ってくれる。 私が心配そうな顔をしていると 「かほ、大丈夫だから。ほのちゃんは心配しないでね!」 と言っていた。 最近になって果歩の容態が急変し喋ることが困難になってしまった。 そして医者から告げられたのが__ 「余命2周間です。」 え...。 見ると家族全員が泣いている。私の頬にもツーと涙がこぼれ落ちた。 もう、あの笑顔を見ることはない。絶対に... 余命2週間と告げられてから1週間がたった。 果歩はぐっすりと眠っている。コロナ禍のため面会は30分ほど。 私は果歩の顔をじっと見ていた。すると__ 「かほ、ほのちゃんのことが好き。だから悲しい顔をしないでね。」 といって、にこっと笑った。 一瞬ときが止まった気がした。果歩が笑った。 あのいつもの笑顔だった。 その3時間後。病院から電話がかかってきた。 「果歩ちゃんが亡くなりました」 「...」 あんな笑顔で言ってくれたのに。私は何も答えられなかったのに。何もしてあげられなかったのに。 果歩、そんな... それから2週間。果歩のお葬式が行われた。 私は棺にあるものを入れた。 果歩が作ってくれた紙のネックレス。小さくてつけることはできなかったけれど、ずっと大事に持っていたものだ。 そのネックレスを入れると 「ほのちゃん、これからも見守っているからね」 という声が聞こえた気がした。 .......... 小説初挑戦のこんぶです! 辛口はなしでアドバイス・感想をお願いします!

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