桜が咲いたあの日から
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ピぃーピぃー…」 桜の下で鳥のひなが鳴いていた。 可愛そうにと思った私は周りをキョロキョロ見回してその子を巣に帰してあげた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キーンコーンカーンコーン 「おはよー!」 「おっ!おはー!」 様々な声が飛び交っている。私の名前は山本 真夏。今日から高校3年生。友達0、恋人0。高校生活なにもせずに終わってきた。よく周りの大人は言う。友達いないの?いないんじゃない。作らないだけ。一人が好きだから。 花の高校生、みんなはプリクラ撮ったりメイクしたり、好きな人にアピールしたり彼氏作ったり…私はさっぱり。このままずっと独り身でいる覚悟はできていた。 「おはよー!!真夏!」 「あ、おはよー」 彼女は唯一こんな私の友達になってくれた、高峯 魔美。たかみねまほろと読む。 「なに?そんなお通夜みたいな顔しちゃってさー!」 「だって私にとっては新学期も普通の日も変わんないもん!いいよね。魔美は。キラキラした部活はいって、勉強頑張って。」 魔美の部活はテニス部だ。塾にもいってアメリカに留学する。 「真夏だって頑張ればできるよ!だって…ほら、血液型ABだし。」 「関係ないって。ABはめんどいよー(※個人の見解です)」 「いやいや、Bもめんどいよー(※個人の見解です)」 「ま、でもめんどくさくっても真夏は変わんないよ!いつだって私の大好きな真夏だもん!」 魔美は明るくて大好き。こんな私を好きになってくれて嬉しかった。 「そういやさ!魔美が告白したがってる子とクラス一緒?」 「そうだよ!何回いっても名前覚えないねー」 男子なんて興味ないから。恋愛経験0だし。 「ほら、あそこの山内 竜くん!カッコよくない?」 「そお?わかんない!」 「キャー!!手、振ってくれた!」 「はいはい。よかったですねー」 その隣には学年1のイケメン山下 快(こころ)がいた。 「おーい!みんなぁーちゅーもく!今から快が誰かに告白するってよー!!」 「キャーキャー!!」 「え?いきなり!?ねぇ、どーする!どーする!」 「落ち着け、落ち着け!私たちには関係ないんだからさぁ!」 そう言っていると快くんが近づいてきた。 気づくと目の前にいた。あたりが静まった。 「真夏さん。ずっと好きでした。桜の下で出会ったあの日から。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ピぃーピぃー」 「うわぁ!ひなが落ちてるよ!助けてあげたいけど~」 すると君が来た。あたりをキョロキョロ見回すとそっとひなを助けてあげていた。僕はその日から君をずっと目で追っていた。 「…ん?」 「もしかして、気づいてなかった?」 私はうなずいた。 「じゃあ今から僕のこと忘れるなんてできないようにしてあげるよ!」 そういうと私の唇にキスをした。 「付き合って、くれるよね?」 「は、はい!」 「キャー!!キャー!!」 ものすごい恥ずかしかったけど嬉しかったので私から快くんにハグしました! すごい関係のカップルになりそうです!