いじめ
夕日が奇麗で、幼馴染3人と放課後の教室に佇んでいた時のこと。 今日の朝、衝撃的な事実を言われた。 「皆さんに、報告があります」 いつも明るい先生が急にかしこまった。 「私達のクラス6年B組の仲間...柊しずくさんが亡くなりました」 私...叶がいじめてしまっていた子だ。 持病の悪化と言われた。 同じいじめていた友達・鈴音と紬も呆然としている。 そして昼休みに、三人揃っていたけれどみんな何も言わない。 私はしずくの机をゆっくりと撫でた。 「しずく...」 そこに先生がやってきた。 「叶さん、鈴音さん、紬さん、放課後先生のところに来てくれる?」 紬はもう泣きそうになっていた。 「...はい」 鈴音は覚悟したような表情で返事をした。 そして放課後。 私は鈴音の手をぎゅっと握っていた。 「これ...しずくさんのお母さんから叶さんたちに渡してほしいって」 私はその手紙を受け取り、封筒を開けた。 『叶、鈴音、紬へ 私は叶たちになにか気に触ることをしてしまったかな? 叶たちが嫌がるようなことをしてしまったかな? 私はずっと自分のことを責めていました。 でもそうしているうちに、いじめもエスカレートしました。 苦しくて苦しくて、逃げようとしても逃げられなくて。 そうすると、精神的な病気になりました。 それが私が元々持っていた病気の悪化にも繋がりました。 それから余命宣告され、残り半年になったあの日。 私は叶たちに話しかけたことがあったよね。 あのときはまだ、叶たちを許してた。 でも話しかけた瞬間、死ねとか、話しかけてくんなとか言った。 だから死んであげたよ。 みんなの望み通りに、死んだよ。 ホントは私のこの病気を治す治療法があった。 でも私が断った。 だってみんなは私に死んでほしかったんでしょ? 何回私は死ねと言われたか。 お前らには分からねぇだろ。 この苦しさが。 痛さが。辛さが。 心を泥がついた足で踏まれたような気分だったんだよ。 もう許さない。 死んでも許さない。 柊しずく』