未来を知ってしまいました。
「もしもし、未来教えましょうか?」 一通の電話が来た。その内容は、未来を教える。と。 ただし、未来を教えてもらうには対価がいる。価値のすくないものだったら 小さな出来事。価値の大きいものだったら、大きな出来事。 試しに、サバ缶を代償にしてみた。 「あなたは1分後財布を拾います!」 そう言われた。なんだそれ。と思って歩いていると、足に何かがあたった。 財布だ。本当だった。スマホを見ると、ちょうど1分経ってた。 とりあえず交番に届けた。 「どう?ちゃんと当たったでしょ!」 幼いような大きな声が聞こえた。俺は楽しくなって、 「つ、次は・・・・あ!このぬいぐるみはどうだ!?」 「はいはーい!あなたは、30分後に急な雨に打たれます!結構な大雨です!」 空を見ると快晴だった。でも、もしやと思いコンビニで傘を買った。そして 散歩していると、大雨が降ってきた。 当たり。 「当たったよ!当たったよ!」 そんのことで二ヶ月が過ぎた。 俺には何もなくなっていた。 未来が知りたくても何も持っていなかった。 そして、俺の頭の中にまた聞こえていた。 「未来知りたくない?」 俺は何も持っていないのに、言っていた。 「知りたい。」 そして今に至る。俺はその日から 帰らぬ人となった。 「君の命もらうよ♪あなたは、1秒後通り魔に刺されて死にます。」 言葉を聞き終わる前に意識は薄れ始めていた。 今でも聞こえるんだ。 「未来、知りたくないですか?対価をくれれば教えてあげるよ! ね、そこの君!私たちを見てる君だよ! 知りたくない?知りたくない?教えてあげても、良いんだよ!?」