君の優しさに惹かれた。
「凛花ちゃんてさあ…。」 あああああ。いやだああ。私は、岡田凛花。優等生とよく言われる。いつも皆私の頭脳しか見ない。私は運動が全くできないのに…。皆、私のいいところだけを見て私を判断する。前からそうだ。だから、私は彼氏がいない。親友にも、周りにもだいたい彼氏がいる子は多いのに…。でも、1人だけ違った。 「凛花?大丈夫か?」 こいつだ。白石浩介。幼馴染でもなければ、親も知り合い同士ではない。ただ単に席替えで隣になったやつだ。 「大丈夫!!ていうか、何か教えてもらいたいんでしょ!!」 「う…。うん。えーと、ここがよくわかんなくてさあ…。」 「ここは…。」 いつもこんなふうに私に接してくれて、勉強を教えてくれというのは浩介だけ…。私は、浩介が好きだった。前に、私が失恋した時も、結局隣にいてくれたのは浩介だった。 「ありがとう…。」 「うん!!」 いつもこんな感じだ。あれ?浩介の字で書かれたメモがあった。最初ら辺の字は消えていて見えないが、【…、放課後屋上に来て。】と書いてあった。 「あ…。ごめん。それ俺の…。」 浩介がメモを取って行く。浩介誰かに告るんかな?そんなことを思って授業にも、集中できなかった。 ~放課後~ 浩介について行った。怖かった。わかってくれている浩介に彼女ができるのが…。 「好きです!」 「はい………。」 浩介が告っている声がする。辛くなってきた。帰ろ…。いつもより、家に早く帰れた。色々なことを考えていたからだろうか?まあいいや。宿題をやり、いつも通りに夕食を食べ、風呂に入り、テレビを見てそれから寝る。 ー翌日ー 学校に行くのが辛かったが、親に言われてやってきた。今まで一緒に登校していた友達も彼氏ができて、一緒に登校できなくなった。下駄箱で靴と上履きを履き替える。あれ?なんか…。メモが入ってる。浩介の字じゃん…。 【凛花、放課後屋上に来て。】 え?なんで私?私は、隣の席の浩介にあっても聞くことはなかった。でも、気になってしょうがなかった。やっと、放課後が来る。 「ごめん!遅れた……。」 浩介の指が唇に当たる。これって期待していいんですかね…。 「俺さあ、お前の妹の美香が好きなんだ…。」 「はあ…。」 やばい。目に涙が溜まる。透明なものが出てきた。なんで?美香が…。なんでよ…。なんで、期待させたの?もう、こんなの嫌だ。 「うううう。2人で仲良くやってね…。私…。浩介が好きだった…。」 透明なものが止まらない。 バッ 誰かに抱きつかれた。へ? 「うーそだ!お前、勉強できるくせにそういうとこダメだよな…。俺は、お前が大好きだ…。付き合ってほしい。まあ、答えはオッケーでいいんだよな…。また、教えてくれよ…。勉強。」 「うん。」 よかった。よかった。私の大好きな人…。温かい浩介の腕の中は気持ちよかった。 ちょこっと解説!! 浩介が告っていたのは、あれは練習です。浩介は、凛花のことが好きです。 ーフィクションです。実在の人物がいても、全く関係ありません。ー