大好きな親友と幼なじみ
「また今日も告られたんでしょ」 私、莉子(りこ)は前を歩く斗真(とうま)に言った。 「あー?うん、これで今年入って6人目」 斗真は保育園の頃からの幼馴染。小6になった今も、こうして一緒に帰ってる。 そして会話の通り、斗真はすごくモテてる。6人に告白されるとかやばいって。 「斗真、好きな人結局だれなの?」 「フッ。そんなん言うわけねーだろ」 「教えてくれてもよくな~い?私たち幼なじみでしょ!?」 帰り道はだいたい同じ会話しかしてない。最近は斗真が告られたことについて話すことが増えた。斗真の話を聞けば聞くほど、私は不安が高まっていっていた。それもそう。私は、斗真が好きだから__________。 斗真のことが好きって気づいたのはつい最近。斗真と話してるとドキドキすることが増えて、告白された話を聞いてると嫉妬してて。でも誰にも言えなかった。 私の親友の桃香(ももか)も斗真のことが好きで。私が斗真のこと好きなのはいくら桃香でも言えなかった。 桃香は勉強が出来て、運動もできる方で、可愛くて、涙を見せない強い女の子で。誇れる親友だった。 だからこそ桃香には負けたくなかった___。 ある日桃香がこんなことを言った。「わたし、斗真君に告ろうかなって思うんだ。」 私はすごく焦った。こんな可愛い桃香、絶対OKされちゃうはずだ。でも親友の言うことだし、止めることもできなかった。 そして桃香は斗真に告白した。断られた。私は正直喜んでしまった。でも、その喜びは一瞬にして消された。 桃香が泣いていた。あの、涙を見せない桃香が。私は6年間桃香と同じクラスで、ずっと隣で過ごしてきて、泣いてる桃香を初めてみた。そして桃香は慰めれば慰めるほど、涙の量を増やしていった。 もう、喜びなんて消えた。私の心は怒りで染まっていた。この桃香を泣かせた斗真が許せなかった。何が何でも斗真の好きな人を暴いてやろうと思った。 その日の帰り道。 「斗真!あんた、私の桃香を泣かせてさ。そろそろ好きな教えてもらわないと」 「知るかよ。俺は別にあいつのこと好きじゃないから振っただけだし。ぜってー好きな人は教えないから」 「だめ、絶対教えて。今ここで!」 「教えないって言ってんだろ!」 もはや喧嘩だった。こんなに怒鳴りあったの初めて。 「じゃあなんで桃香を振ったか言ってよ。あんなに泣く桃香、初めてみたよ…。」 「だから、好きじゃないから振ったの!俺の好きな人は、おまえだから!!」 私は頭が真っ白になった。いや、あの際は 真っ赤 だったかもしれない。初めての喧嘩に加えて、こく、はく、、? 斗真の好きな人は、、、私、、?そんな、そんなはずない。私があの桃香を越した?まさかね、。 「え、?なんて?w」 「だから、。俺の好きな人はおまえ、莉子だ。」 「おまえ、ここまで言わせたんだ。俺と付き合ってくれるか?」 「そんな、、。私なんかでいいの?」 「うん。」 「わかった。いいよ、付き合おう」 そう言って、私は大好きな幼なじみと付き合った。 後日、桃香にこのことを話すとあっさり受け入れてくれた。 「莉子と斗真君、幼なじみだもんね。お幸せにね」と言ってくれた。 桃香はなんて優しいんだろう。 私、莉子はいま大好きな親友と幼なじみ、いや、彼氏がいます! _________________________________________________________________ こんにちは!初とーこーのぎゃるぴーすです!私、幼なじみ同士の恋愛がめっちゃ好きで、書いてみました! 感想聞かせてください!