短編小説みんなの答え:1

噂の女(ホラー)

俺はみちる。中1男子だ。 「ねえ、みちるくん。」 その時俺に話しかけてきたのは、俺が今、絶賛片思い中のゆりちゃんだった。 「え、あ、ど、どうしたの?」 俺は時々ゆりちゃんに話しかけて少しだけ話をしているが、この時はあっちから初めて話しかけてくれた動揺で、どもってしまった。それに…なんか話し方変わった?なんかちょっと上品になったような… 「取り憑き女って、知ってる?」 「え、なにそれ?有名?」 「わかんないけど…知らない?ショートカットの、取り憑いてくる女の幽霊。」 やっぱり話し方が前と違う。前はこんな上品な感じじゃなく、もっと元気な感じで話していたはず… 「あ…いや、知らないよ。そいつ、どんなやつ?」 「取り憑いてくるやつだから目には見えないんだけどね、大人しい感じの幽霊で、明るい性格の人に取り憑いて、その人の性格が大人しくなってしまうの。でね、取り憑かれた人が、他の人に取り憑かれてる事がバレてしまったら、わかった人が56されてしまうらしいの。そして、その『取り憑き女』の話ばっかりするらしいの。」 「へぇー。なんか怖いね。あ、そういえばゆりちゃん、もしかして、おしとやかな性格に憧れてる?なんか今日、いつもと違くない?」 そう俺が言った瞬間、ゆりちゃんが黙り、急にうつむいた。そして辺りを見渡せば、教室にいたはずのクラスメイトが、いつの間にか全員いなくなり、この教室は、俺とゆりちゃんの2人だけの部屋なっていた。 「え?」 俺はゆりちゃんの急な変化と、教室の異変に恐怖を感じ、思わず声が出た。 「ど、どうしたn」 「………ばれたかな。」 「え」 ー次の日ー アナウンサー「昨日、朝学校に登校したはずの『杉原みちる』さんと、みちるさんのクラスメイトの『春日ゆり』さんの行方が分からなくなりました。その2人のクラスメイトは、『あの2人は時々話す程度の仲だった。』『気付いたらいなくなっていた。』などと述べていました。」 ー数年後ー アナウンサー「数年前、学校に登校したきり行方が分からなくなっていた『杉原みちる』さんと『春日ゆり』さんのものと見られる骨が、学校の裏庭から発見されました。────」

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