拝啓。10年後の君へ。
海斗へ。 元気にしてる?私は…どうかなっ? たぶん、元気だと思うよ。 あれから10年たったけど、海斗は私がいなくても大丈夫? つらかったら、ちゃんと休むんだよ。 ご飯食べてる?ちゃんと寝てる?お仕事大丈夫? …もう、心配するとこだらけだよ。 私は、君を思わなかったことなんて、一度もないよ。 そして、今もきっと貴方のことを思ってる。 大好きだよ。 愛唯より。 愛唯へ。 元気か?…俺は元気だと思うけど… こう、彼女に手紙を書くって、緊張するんだな。 もう鉛筆を握る手がぶるぶる震えてる。 お前がいなくなってから、10年か…長いな。 寝れねえかも…お前のことが頭から離れなくて… でも、お前を忘れたくねえ。何があっても忘れない。 てか、忘れらんねえ。もう頭にしみついてる。 お前が生きられない分、俺がちゃんと生きるから、お前もしっかりしろよ。 大好きだぜ。 海斗より。 十年前… 「これを、十年後の今日に見てね。」 「お前もな。」 「わかってるよ。」 「てか、天国に持ってけるのか?」 「大丈夫!なんとかする!」 「…」 そうして、二人は手紙を預け合い、愛唯は息を引き取った。 それから、10年の月日が流れた。 二人は手紙を見た後、声をそろえていった。 「ぷっ…変わんないな。」 「はっ…変わんねえな…」 二人はまるで、同じ空間にいるような気がして、慌てて振り向いた。 そして、その手紙を大事に抱きしめるのであった… それから60年後… 海斗は、結婚したが、今でも愛唯のことを思っていた。 そして、娘の名前にも、愛唯という名を付けた。 奥さんも、このことは承知しており、家族仲良く暮らした。 そして、あれから60年後の愛唯の命日、海斗も息を引き取った。 天国では、今でも二人で愛し合っている… END どうも!どうでしたか?今回はちょっと悲しいお話にしてみました。 海斗と、愛唯の名前の読み方は、想像にお任せします! ぜひ感想をお聞かせください!