太陽が綺麗
僕は、江頭東。引きこもりだ。 学校のいじめが原因で、4年生の頃から引きこもりで不登校である。 今日も、ゲームして、勉強もして、食べて、寝ようとしていた。 …そのはずだった。 「東。ちょっと話があるんだけど。」 突然お母さんからそう呼ばれた。 「お父さんの仕事の関係で、田舎の方に引っ越す事になったの。」 「だから、学校も転校することになるけど。」 「…東。その学校に行く?」 学校という言葉を聞いて僕は、少しだけ顔を曇らせた。 僕は、学校が怖い。行きたくない。嫌いだ。 でも、少しだけ、心の中で 「行ってみたい」 と言ってう自分がいた気がした。 何分か時間がたった。僕は、僕は。 「学校。行くよ。」 「そう……。東が言うならそうしましょう。」 怖い。本当は、怖い。 でも、勉強をしたい。友だちを作りたい。楽しい、学校生活を送りたい。 大丈夫。 僕は、江頭東。もともと、引きこもりだ。 今、学校に行こうとしている。 「フーー。」 深呼吸をして、一歩を踏み出す。 ……… 「あはは。外に行くだけで結構時間かかっちゃった。」 「東…。車で行く?」 「大丈夫だってば!」 僕は、ふと空を見た。 「……太陽ってあんなに綺麗だったっけ?」 太陽が何故か前より、眩しく、輝いてみえた。 これから、僕はどんな生活を送るのかはわからない。 でも、いつでもこの綺麗な太陽とともに、 新しい学校生活をおくれたらいいな。